ビッグクエスチョンズ 哲学 Philosophy

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ビッグクエスチョンズ 哲学 Philosophy

  • ISBN:9784799316535

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内容説明

『ビッグクエスチョンズ』は、人類の歴史を通して、探究心旺盛な人々を悩ませてきた科学や哲学の大疑問に対し、一流の専門家が回答するシリーズです。
「親しみやすく簡潔に」という編集方針により、その分野を概観しつつ、最新の知見を身につけることができます。

古今東西・老若男女、誰もが関心を持たずにはいられない、最も身近で最も難解な学問。それが哲学です。
難解で役に立たない試みだと批判されたかと思えば、素晴らしく魅力的で知的好奇心を深く満足させるものだとして特別視されたりする。
この哲学において問われる様々な問いは、過去数千年に渡って様々な哲学者たちが取り組んできたものであり、現代の私たちにとって最も手に負えないものの一つであると同時に、
最もダイレクトに私たちの人生に関わるものでもあります。

『ビッグクエスチョンズ 哲学』は、そういった哲学における最も基本的な問題のうちの
いくつかについて考える、とてもコンパクトなガイドブックです。
本書のなかで問われている問いと、それに対して提示されている答えは、いずれも現代において最新の知見を反映したものとなっています。
したがって読者は、本書を読み進めることによって現時点における最新の哲学の状況を概観することができます。

本書で問われている問いには次のようなものがあります。
「精神とは何か?」
「私たちは自由なのか?」
「空間を埋めているものとは?」
「なぜ何もないのではなく何かがあるのか?」
「死は恐ろしいものなのか?」
「美とは何か?」

著者のサイモン・ブラックバーンは、これらの問いが何を意味しているのかをまず明らかにしたうえで、哲学者たちがそれらの問いに対してどのように答えを出そうとしてきたかについて説明しながら、読者を知的探求の旅に導いていきます。

しかしブラックバーンは、旅の行き着く先に問いの「解決」を用意することはありません。
なぜなら哲学においては自然科学や数学とは異なり、完璧に解決された問いなどそもそも存在しないからです。現代の新しい世代の哲学者たちが試みていることも同様で、問いそのものを解決しようとすることではなく、問いについての新たな理解を得ることです。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

室蘭まったり読書会

1
第六回読書会紹介本(2015 11 13)2016/03/13

JUN0110

1
私たちは自分の役の時間だけ舞台上で威張り思い悩む哀れな役者なのかもしれない。だが、舞台を見つけたときより少しだけ良い状態にしてそこを去るために私たちにはできることがあり、それが私たちの人生に意味を与えるだろう。 ブロック宇宙の観点からすると、オムレツがなかったとしたら、卵を割ることもなかったと言えるのではないだろうか?2015/06/29

Tsuchi(TSUCHITANI.K)

0
答えのないクエスチョン? 禅問答のような 2023/09/19

LvzaB

0
辛辣な意見だけど、つまらなかった。目次にある各話題は面白そうなのに、実際読んでみると意味不明で、しかも眠くなる。誰も答えが知らないのをいいことに、議論をこねくり回した挙句、何も引き出さずに終わらせているだけのように思える。そもそも前書きにある著者の信念『私は答えを導き出すべきだとは思っていない』が自分とは相容れないものだからかもしれない。しかも、その信念を持つ理由が全く意味不明で、本文の議論と同様、理解や納得のできる論理になっていない。結局、この本は私には合わない、という一言に尽きる。2020/03/01

ノンミン

0
本書では20個のキーワードがあがっています。時間、空間といった話題に興味があり本書を読みました。物理学という自然科学と哲学の間で時間と空間の扱われ方がなんとなく伝わってきました。AI技術が普及すると、ますますヒトは考えなくなるかもしれません、これを恐れて哲学に興味を持って考える習慣を身に着けたいとおもいます。2019/02/11

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