内容説明
＜愛そのものが愛の現れを判定する＞キルケゴールの実存思想の影響下に出発し、人間の危機を警告しつづけたヤスパース。「歴史の起源と目標」は歴史性としての実存の意義を探求し、「理性と実存」は単なる実存主義から理性哲学への転回により実存哲学の根本を論じた。
〈収録タイトル〉
歴史の起源と目標/理性と実存/哲学の小さな学校
※この電子書籍は、オンデマンド本「ワイド版世界の大思想」を底本としております。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いとう・しんご
5
「ヤスパース選集」で既読の3冊「歴史の起源と目標」「理性と実存」「哲学の小さな学校」を一冊に収録しているので、これの書架におくべきということで購入して再読しました。だんだん分ってきたのは、ヤスパースが「哲学すること」「自分になること」を追求したのは「誠実であること」を追求したからなんですね。「小さな学校」で3カ所で「誠実」について言及していることから、確信しました。2022/06/15
おテンさん
0
資料として一部精読2023/02/16
