内容説明
はじめまして。わたしの名前は桜野ヨーコ、12歳。高島コーチ夫妻及び姉である桜野タズサと同居中。スピンが得意で、将来有望な、ノービスクラスのフィギュアスケーターのはずなんだけど……実は1度も優勝したことがない。ライバルの神尾来夢との力の差は歴然としてるのに、マスコミの注目度だけはトップクラス! これでは全然お話にならない……あの“偉大なるバカ姉貴”の妹である以上――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こめ
4
タズサの妹、ヨーコの話。姉が世界トップレベルのスケーターになったせいで意に添わず浴びる注目と、自分の実力の間で板挟みというちょっと重い感じ。でもそこでジメジメし過ぎてしまわないのが海原さんのいいとこ。スッキリと気持ちいい、でもほのかに現実的ないいラスト。2010/08/30
あかなぎ
3
高飛車な姉を考えればそれを持つヨーコの心情としては複雑になるのは当たり前なのかもしれない。読みたくなくなるような陰鬱な雰囲気は感じられず、すっきりさくさく読めていけるのが良い。最後のところでヨーコよかったね!って思わずにはいられなかった。あとは高島コーチと瞳さんの馴れ初めと瞳さんを落としたコーチの一言がぜひとも読んでみたいな。2011/01/27
舞華
2
古本屋で初めて見かけた、この4巻から読んでます。フィギュアの用語はわからないけど、いや、わからないからページをめくるスピードが速いのか。マスコミに嫌われている世界的フィギュアスケーターの姉タズサと、その妹として視線を浴びることにとまどう主人公ヨーコ。圧倒的実力を持つライバル・来夢に劣等感を抱きつつ…と、お話が進んでいきます。良き理解者がいてよかったね、ヨーコ!!なんだかんだで自分の思いを打ち明ける、素直になるっていうのは、はじめはとても難しいことなんだと。2013/07/07
tomo1500
2
今回はヨーコ視点のお話。真夜中のレッスンのお話と試合後の来夢との会話シーンと秀悟との絡み全般が良かったかな。2010/05/01
カヤ
1
妹視点だと、タズサがお姉さんに見える。ってか、年数たって自信と実力と実績が噛み合ったからだろうか。2017/01/28