- ホーム
- > 電子書籍
- > コミック(少年/青年)
内容説明
江戸の世、天下人・徳川家康は甲賀(こうが)と伊賀(いが)という忍法の二大宗家を相争わせ、十人対十人の忍法殺戮(さつりく)合戦の結果どちらが生き残るかによって、三代将軍の世継ぎ問題を解決させることにした。だが憎み合う両家にあってそれぞれの跡取り、甲賀弦之介(げんのすけ)と伊賀の朧(おぼろ)は深く愛し合っていた――。時代に翻弄(ほんろう)される忍術使いたちのあまりにも過酷な運命の幕が上がる!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミュポトワ@猫mode
49
バジリスク1巻目。なんか懐かしい本が本棚から出てきたので読んでみる。甲賀忍法帖ではない新バージョンが連載されているのを以前、ちらっと見たことがあるけど、そっちは買ってないので読んでません。いずれ機会があったら読んでみたいと思います。せがわまさき先生の絵は結構好きなのでね。山田風太郎先生の小説も好きなので、このバジリスクはあたりなのですよ。こういう本を読むと山田風太郎先生の小説が読みたくなるけど、まずは漫画読みます。それに本棚引っ掻き回さないとどこにあるかわからないのですよw多分、何冊か持ってたはず…2021/05/05
流言
45
甲賀忍法帖をバイブルに挙げる作家は多い。読まない手はないだろう、と手に取った。妖術を使う忍者同士の集団バトルと一言で言ってしまえるシンプルな設定だが、徳川家の跡目争いという御上の意向を示したことでぐっと説得力が出ている。徳川家としては安定した政権を作る上での不安要素になりうる伊賀甲賀の力を削いでおきたい、といった思惑もあったんだろうかなどと考えてしまう。禍々しい絵柄が忍者たちの人間離れした風体や忍術と良く馴染む。こんな人外だらけなんだから息の根を止めるまで油断するなよとツッコミつつぐいぐいと引き込まれた。2016/02/20
海猫
42
原作を読んだ機会に手に取る。2013/07/16
カムイ
34
甲賀忍者と伊賀忍者は歴史的にも犬猿の仲、伊賀の朧の天然のお陰で殺伐とした殺し合いを緩和する?いやしてないなー、徳川3代将軍の世継ぎを決める忍法合戦ですがその脈絡が?キャラクターの造形が魅力的、漫画家の画力によりシリアスなストーリーなのに滑稽さを出すは漫画家の腕の見せ所である。2020/09/20
出世八五郎
23
ありとあらゆる漫画や小説含めて唯一と言っていいほどに、ショック・・・ぶっ飛んだ漫画♪本作を縁に山田風太郎原作を求める者も増えた傑作忍法帖。兎に角、ぶっ飛びかったら是しかないと思う。内容は甲賀忍者10人vs伊賀忍者10人の殺し合いだが、各自の持つ忍術がぶっ飛んでる。