内容説明
ついに燐が探し当てた“桜の妖魔”の巣、強力な“妖魔”達を産み落としてきた妖魔樹“母”の園――。そこで燐が見た物は、“母”から生まれ出んとする、かつてないほど強大な妖魔、“混沌”の姿だった。辛くも脱出した燐は、“院”の鷹秋らに共闘を申し出るが――。“桜の妖魔”との最後の戦いを描く書き下ろし中編『混沌の彼方』に加え、美しき赤狼・静華の戦いを描く短編『炎の面影』を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
みどり
4
終わった。ここから「麒麟シリーズ」に続くのだったか。2017/06/06
まろにえ
2
【過去読了作品感想】2002年に読んだ作品なので読了時期は不明で登録。本編のその後を描いたエピローグ的な作品。この巻にてシリーズ完結。なのだが最後の盛り上がりはあまり無く、エピローグだな~といったレベルの話。
雪の行者山@加療リハビリ中
1
燐さんと鷹秋、どんな日常が待っているだろうかな。2014/05/07
しょうはく
1
炎の面影…昔、都筑静華に倒された九条政親、その息子の政宗が復讐しにやってくる。冬馬が人質に取られ、由花も傷を負い、静華と弟子の直純がやってきたときには既にピンチだった。政宗は火喰鳥を使役するため、炎を操る二人はなかなか有効な手がうてない。最後は直純の兄雪の得意技で対抗することに。 混沌の彼方…桜の妖魔と戦うという本編からのエピローグという形を収集するための物語。混沌という的を倒すため、鷹秋、燐、直純、由花をメインキャラクターにしている。終わりの戦闘シーンの描写等には少し物足りなさ(佳境が少ない)を感じた。2013/10/19
さくっち
1
個人的にはここまで読んで完結だと思う。