電撃文庫<br> 月と貴女に花束を6 聖夜終焉

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電撃文庫
月と貴女に花束を6 聖夜終焉

  • ISBN:9784840220576

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内容説明

傷ついた縁を救うため相馬が、暗黒龍と化した響との激闘で静馬が―桜の巡らした策謀の前に、冬馬の大事な人々が次々と斃されてゆく。そして、「古き月の力」を振るって桜に立ち向かう冬馬本人にも、最期の時が訪れようとしていた。深雪の必死な癒しの術も、限界を超えた冬馬の肉体を癒すことは叶わない……。一方、桜への復讐のための『最後の月』を用いて自らの身体に眠るすべての力を解放した桂の前には、桜の傀儡と化した最愛の妹、燐が立ちふさがった!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みどり

4
終わった。ラノベにも流行り廃りがあって、この当時はこういうのがファンタジーだったのね、というのもよくわかる作品ではあった。畳みかけるようにして、予定調和的に終わっていった。クリスマスの生き返りはどうもいただけなかったけど、最後エピローグでの二人を読んだら許せる気がした。2017/06/04

まろにえ

3
【過去読了作品感想】2002年に読んだ作品なので読了時期は不明で登録。椎名優さんのファンになるきっかけとなった作品。 卵王子カイルロッドの苦難のラストを思い起こさせる。転生EDには泣き笑いのような終わり方で、当時の自分に複雑な感情を与えてくれた記憶がある。魂が大切なのか記憶が大切なのか。この手の答えは未だ分からないね。表紙のウェディングドレス姿の美雪と白服の冬馬のイラストは未だに鮮明に頭に残ってる。こんな終わり方だったら感無量だったなぁ。

雪の行者山@加療リハビリ中

1
 最後までシリアスで過酷な話になった。もう少し救いのある話にならなかったかな、とは思うものの、それがのちの「ととげ」につながっているのかなぁ。それにしても大人の深雪さんの最後は過酷だったなぁ。2014/05/07

しょうはく

1
到頭最終話、父が死に、兄が死に、あれ?主人公も死んでいるのに動いてるの?桂の体が桜に乗っ取られ、逆に燐の意識が介抱された。最強の力を手に入れた桜と死んでも世界を守ろうとする冬馬の戦い。冬馬は生き返るのか、桂は元に戻って燐との生活を取り戻せるのか。落としどころがここかぁという結末に。最後まで書き方が説明くさくて、読み慣れないところは多かったものの、エピローグの続きがあるならば読んでみてもいいかなと思えた。2013/05/24

ごんごん

1
普段は人間の姿、本来は狼の姿。社会に溶け込む人狼族の壮絶な人生を描いた一作。永遠の命を欲する悪役に立ち向かう主人公、王道ですな。まぁ色々突っ込みたいところはあるけど、楽しめる一作だと思います。2009/02/05

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