内容説明
妖術の指輪『久遠の月』を使って黄金狼ラグナウルフの力を取り戻し、鬼族の生き残り陣内甲牙を退けた冬馬。指輪に命を蝕まれる冬馬はしかし、深雪の献身によって心の平静を取り戻していた。そんなふたりの前に現れたのは、妖術士御堂巽の息子、縁だった。愛を知らず、人々の幸福を恨んで妖術をふるう縁を止めようとする冬馬たち。しかし『院』の長、桜の陰謀は、縁すら持ち駒として、冬馬の身に忍び寄る……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
みどり
4
次で終わらないことを知ってしまった私は、ちょっとがっかりする。2017/06/04
まろにえ
3
【過去読了作品感想】2000年に読んだ作品なので読了時期は不明で登録。椎名優さんのファンになるきっかけとなった作品。命を削る指輪に苦悩する主人公と、それを支えるヒロイン。昔だからこその苦悩と苦痛の戦い。今ではあまり見ないよね。今はノーリスクなインスタント最強パワーでドッカーンですよ。
雪の行者山@加療リハビリ中
1
蘭と桜、のちのシグルトとヴァナディース・・・志村さんのテーマなのかな…あとがきが気になった。誰か別の人物によって、不本意にも作者の意図しない方向へ向けられたというようなことはないのか?2014/05/07
タタリ
1
星★★ ううん、王道。これはシリーズが好きというか、「麒麟は一途に恋をする」とかこれの登場人物が多く登場するそういう展開が好きで再読しているのだが、うーん王道すぎてすこしきついかも。2013/10/04
しょうはく
1
縁に深雪を拐われた冬馬は、真矢、鷹秋そして相馬(親父)と共に異空間へと救出に向かう。その中で長(桜)の姉、蘭の魂から長の正体、その目的、そして香沙薙桂、燐の真実を知ることになる。一方、相馬は縁を庇いながら、桜と戦うことに。冬馬には、その後、燐が戦いを挑んできたが、手をだせない。痺れを切らした燐が卑龍を放ち冬馬はそれと戦うことに。物語の局面では桜が冬馬の元にある物を持って現れる。相馬は本当に破れたのかどうか、次巻が気になるところである。2013/02/14
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