内容説明
随筆の名手がつづる懐かしい日々、豊かな人生。まだ本になっていなかった池波正太郎のエッセイを完全収録! 忘れられない人々、味、創作の秘密を描いて興趣溢れる佳編・名編、45編。池波正太郎のラスト・エッセイ集。
目次
初心ということ
伯母の供養
抵抗
牧野博士の声
痴漢
固くなる
税金とネエブル
余話二題
鹿児島三日間
伊豆の春〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
まあさん
5
池波正太郎氏のエッセイは読み応えあり、とても大好きです。本作は氏が筆一本で行くと決め、東京都職員をお辞めになったころから、直木賞を受賞されたころにかけて各誌に寄せたエッセイを集めたもの。一家を成した後のものとまた、ひと味違った味わいのある文章を読むことができます。30代から40代の初めにかけて、どこか若々しいが、後の氏のエッセイのルーツを見るような新鮮さがありました。2024/12/28
kyon817
3
池波さんが作家として生きていこうと決心した頃の未発表エッセイを集めたもの。「新国劇」や「島田正吾」など、私の世代にはとても懐かしく読みました。池波さんが直木賞をとった時にお母さんが「そうかい」とひとこと。そのお母さんと離婚して長い間会わなかったたお父さんと再会した話など、心に残ります。それにしても、池波さんにはもっと長生きしてほしかったとつくづく思います。2010/11/24
孤灯書屋
0
⭐️⭐️⭐️2022/09/18
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