内容説明
音海の兄のかつての恋人・夏芽は、別人のように美しくなり、新しい男・俊介と暮らしていた。なぜ兄を忘れ、違う人を愛せるのか?二人に憎悪を抱く音海は、俊介からさらに驚くべき事実を聞かされる。「お前の兄さんの死は事故じゃない。自殺だ」。愛の永遠を願い、恋の不確かさに身悶える少女をリアルに描くシリーズ第二話。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
読み人知らず
4
恋愛の話から、不意にミステリーになる。どういう結末になるのか、次がラスト。2014/05/20
ロイヤルミルクティ
3
「右手だけちょうだい」が、切ない。「恋をすると、不安ばかり増えるような気がするのはなぜなんだろう?」。熱がこもってるわけではないんだけど、冷静な中に暖かいかんじがして好き。2003/03/16
頭痛い子
1
ちょっとサスペンスドラマじみてきた。次が気になる。ちなみに登場人物は、めちゃくちゃ少ない。音海と夏芽、はじめさん、音海の兄・大地、俊介くらい。だけど、そのドラマが濃密。はじめの野郎は、まじ、どこにでもいる屑に近い男そのもの。ただの物語でしかないのに復讐してやりたいな、とさえ思う。女流作家でも男を「男は本当に信用ないから最初から信じてないから美化するか途中で跪づかせる」という人と、「男って本当にダメな種だけどそこも含めて許しちゃうし、まだ信じたい」という人といるが、狗飼氏は後者かな。2020/10/10
つぐたん
1
夏芽さんが気になる。早く次読まねば。2014/02/03
まみか
1
『?』『!?』この話はどこに向かうのか?まったく予想ができない…。結末を楽しみに3巻目へ。2012/09/21