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内容説明
コーランの文体は多様であるが、中心にあるのは超越的存在としての神である。ムスリムは神の意志をそのまま受け止め、来世における至福を願って現世で善行に励まなければならない。
目次
ター・ハーの章
預言者の章
巡礼の章
信ずる人々の章
光の章
フルカーンの章
詩人の章
蟻の章
物語の章
蜘蛛の章〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
記憶喪失した男
2
コーランは、旧約聖書の注釈書のような書物である。イスラム教徒が最も美しい書物はコーランであるということがあるが、あながちまちがいでもなく、美しく流麗なことばで、一神教について語られる。コーランでは、神はいかなる子ももうけなかったとしているので、キリスト教とは対立するが、ユダヤ教の神を崇めている点では同じである。モーセ、その兄アロン、がやたら何度もでてきて、モーセの起こした奇跡を根拠に神の実在を主張する。
さくら
0
イスラム教についてきちんと知りたい。そう思い手に取りました。 ムハンマドが語ったことが雑多に収録されているような感じなので、形式だっている訳でも起承転結がある訳でもないです。正直めっちゃ疲れますw 同じようなエピソードが繰り返し登場しますし、逆に「ん?それなに?」という単語もバンバン登場します。 現代の価値観とはどうしても相容れないような部分もあり(時代柄仕方ない)ますが、反対にすごく近代的に感じる部分もありその辺を自分なりに解釈しながら読み進めていくとおもしろいかも。2021/06/04