古本が古本を呼ぶ 編集者の書棚

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古本が古本を呼ぶ 編集者の書棚

  • 著者名:高橋輝次
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 青弓社(2014/03発売)
  • GWに本を読もう!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~5/6)
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  • ISBN:9784787291578

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内容説明

一冊の古本が別の古本を呼び寄せる果てしのない連鎖…。黒子を脱いだ編集者が素顔をさらしてつづる、著者と本と出版社の世界。
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目次

第1章 編集者、古本に出会う
 古本にみる“嫌いな名前”の話
 「原稿が書けない著者」と編集者
 没体験の話
 世に出ない遺稿の話
 またまた原稿紛失の話
 作家の自作朗読の話
 古本にみる「序文」の競演
 校正者の出てくる小説
 検印を押す話
 奥付を間違えそうになった話
 第一創作集ができあがったとき──真杉静枝の小説から
 献本へのお礼の話
 本盗人の話
 川端康成のもう一つの顔
 国文学者が書いた小説──坂本浩『時ぞ待たるる』ほか

第2章 出版史のなかの編集者と作家
 古本が古本を呼ぶ話──昭和十年代の協和書院をめぐって
 小田嶽夫『文学青春群像』をめぐって──竹村書房のことなど
 ぐろりあ・そさえて寸描──神戸出身の出版人、伊藤長蔵のおもかげ
 金尾文淵堂──その人と仕事
 古きよき時代の編集者と文士たち──車谷弘の二冊の随筆集から
 ある出版人の足跡──明石書房と青年芸術派
 大阪の古い出版社──プラトン社・波屋書房・淑女社
 二冊の編集者追悼集──『大森直道さんを偲ぶ』『回想の森一祐』
 珍しい編集者批判
 追悼、創元社・矢部文治氏

第3章 フリー編集者の日常
 古本で儲けそこなった話
 編集者の習性
 原稿依頼の話
 M先生との交流
 詩人古本屋
 古書目録
 文学者の古本屋時代
 古本祭りに想う
 書店での著者のエゴイズムをうつ
 手紙と感動

第4章 編集者、本を読む
 出版業界の論点をえぐる──佐野眞一『だれが「本」を殺すのか』
 聞き上手のコツを具体的に伝授──東山紘久『プロカウンセラーの聞く技術』
 生彩に富む編集者時代の交友記──水上勉『文壇放浪』
 文学者たちの友情はいかに成立し、発展したか──高橋英夫『友情の文学誌』
 出版黄金期の読者像を解明する──永嶺重敏『モダン都市の読書空間』
 〈もの〉をとおして見る新鮮な日常生活!──堀江敏幸『回送電車』
 研究者の蒐書のエネルギーに圧倒される──大屋幸世『蒐書日誌』一・二
 出版の舞台裏がのぞける楽しさ!──岸本葉子『炊飯器とキーボード』
 「異本」の存在が古典を成立させる!──外山滋比古『古典論』
 古本屋の仕事はおもしろい!──内堀弘『石神井書林日録』
 ノンフィクション作家への道は厳しい!──佐野眞一『私の体験的ノンフィクション術』
 美しき“物”に魅せられて──村田喜代子『人が見たら蛙に化(ルビ;な)れ』

あとがき

初出一覧

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