文春文庫
日本の血脈

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  • サイズ 文庫判/ページ数 429p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167838645
  • NDC分類 281.04
  • Cコード C0195

出版社内容情報

小泉進次郎、香川照之、中島みゆき、美智子妃――。政財界、芸能界から皇室まで、注目の人士の家系をたどった連作ノンフィクション。

著名人の家系をたどれば、この国のかたちが見えてくる

小泉進次郎、香川照之、中島みゆき、美智子妃――。政財界、芸能界から皇室まで、注目の人士の家系をたどった連作ノンフィクション。

内容説明

血の継承にこそ存在意義のある皇室はいうに及ばず、政財界から芸能界まで、この世は二世、三世で溢れかえっている。日本人を惹きつけてやまない血のロマン―。しかし、その裏には、末裔のみぞ知る、いや、末裔ですら知りえない先人たちの波瀾万丈があった。注目の人士の家系をたどり、日本人の血脈意識に斬り込んだ意欲作。

目次

女系家族―小泉進次郎
癒されぬ子ども―香川照之
哀しき父への鎮魂歌―中島みゆき
土地の亡者と五人の女―堤康次郎
ひとりぼっちの豪邸―小沢一郎
影を背負って―谷垣禎一
流血が産んだアート―オノ・ヨーコ
遅れてきた指揮者―小澤征爾
皇室で掴んだ幸せ―秋篠宮紀子妃
母が授けた改革精神―美智子皇后

著者等紹介

石井妙子[イシイタエコ]
1969年、神奈川県生まれ。白百合女子大学卒業、同大学院修士課程修了。囲碁観戦記者。ノンフィクション作家。約5年を費やして取材、執筆した『おそめ 伝説の銀座マダム』(新潮文庫)で、講談社ノンフィクション賞、新潮ドキュメント賞、大宅壮一ノンフィクション賞の最終候補となる。綿密な取材にもとづく人物評伝は、各方面で高い評価を受けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

52
有名人の出自を描いた短編集。小泉純一郎と香川照之さんが特に面白かった。波乱万丈な人っているんだなぁと感心したり驚いたり。面白かったです。2017/06/08

おさむ

49
文藝春秋版「ファミリーヒストリー」。政治家や皇族、俳優、歌手らの華麗なる家系図を紹介する。決して甘いものではなく、ドロドロとした人間関係や隠された過去などもつまびらかにする。この手の本は興味本位の噂話になりがちですが、多くの史料にあたり、ギリギリの信ぴょう性を維持しています。情報量が多すぎて読みづらい回もありますが、意外な血縁関係がわかり読み応えはありました。これがNHKの番組のヒントになったのかなあ〜。2017/09/24

どんぐり

46
この本で取り上げているのは、小泉進次郎、香川照之、中島みゆき、堤康次郎、小沢一郎、谷垣禎一、オノ・ヨーコ、小澤征爾、秋篠宮紀子妃、美智子皇后。今に生きる人の二代,三代前から家系を見つめ、「日本の近代化がどのような変遷を経てきたのか、等身大の人間という鍵穴を通して振り返る」意欲作。「癒されぬ子ども」の香川照之と「哀しき父への鎮魂歌」の中島みゆきが特に興味深かった。日本人のなかに流れる血脈意識に切り込む石井妙子の筆致は、女性ならではの視点があって冴えわたっている。2014/07/05

sofia

43
おもしろかった。家系図のページにしおりを挟み、何度も戻りながら読了。NHKのファミリーヒストリーも好きで見ていたが、それをえぐった感じ。小泉進次郎、香川照之がよかった。2017/06/15

雲をみるひと

40
政治家、役者、歌手や上皇后などの著名人のファミリーストーリーを纏めたもの。結構分厚い文庫本だが、題材となる人物毎に一章が与えられていて各章が独立しているため苦なく読める。各章の濃淡があまりなく全ての章において大河ドラマを見ているような感覚になる。プライバシー保護という観点では微妙ではと思えるほど、各章とも綿密な取材がされていて詳細。ちなみに取材の結果、裏取り出来ずに掲載を断念した人物もあった模様。2022/02/10

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