内容説明
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『平家物語』『徒然草』からの影響をはじめ、中世王朝物語間での影響関係を探り、中世の物語がさらに新たな物語を生み出すさまをみる。従来にないまなざしから物語群の真価が顕わになる。
目次
中世王朝物語のゆくえ(『木幡の時雨』の再検討(お伽草子への距離
『源氏小鏡』との関係を中心に)
『兵部卿物語』の成立時期をめぐって-擬古物語の源泉
宮田和一郎氏の『兵部卿物語』校注
『八重葎』覚書-『狭衣物語』顕彰の物語として ほか)
中世王朝物語論・断章(『風に紅葉』覚書(年立について
序文について
完結性について)
『浅茅が露』管見-主題性と物語史的位置
『浅茅が露』作者考(藤原為家作者説の仮設
藤原為家作者説の可能性)
藤原為家の和歌と『浅茅が露』-『中世王朝物語全集1』所収『浅茅が露』に寄せて ほか)