イースト新書<br> JR九州の光と影 日本のローカル線は再生できるのか

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イースト新書
JR九州の光と影 日本のローカル線は再生できるのか

  • ISBN:9784781651170

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内容説明

あの「優良企業」が不採算路線を発表…
なぜ「格差」が生まれたのか?
上場達成の「光」とローカル線削減の「影」。その「矛盾」に迫る!

発足時2,695.1km→現在2,273.0km。さらに、大減便により住民の通勤、通学に大打撃!
多角経営は本業活性化につながらないのか?

■「企業」にとって、「公益」とは何か?
二〇一六年に上場を果たし、独創的な車両や観光列車が注目を集めるなど盤石な経営体制を構築したかに思われていたJR九州も、二〇一七年七月三一日に初めて路線別の利用状況(輸送密度、平均通過人員)を公表。そして二〇一八年三月一七日のダイヤ改正では実際にローカル線の運行本数が住民の生活に支障を来すほどの大減便となり、自治体からの反発で微修正を余儀なくされたのは記憶に新しい。本書では関連事業の隆盛や上場などJR九州の経営が成功した「光」の部分を紹介する一方で、ローカル線の「切り捨て」とも取れる「影」の部分の背景についても分析していく。

【目次】
はじめに
第1章 JR九州の光と影
第2章 数字で読み解くJR九州の経営
第3章 国鉄時代の九州の鉄道
第4章 JR九州の躍進――1987~1990年
第5章 総合サービス企業への変革――1991~1995年
第6章 激化する高速バスとの競合――1996~2000年
第7章 新幹線開業前夜の九州の鉄道――2001~2003年
第8章 新幹線の一部開業と「第二の創業」――2004~2006年
第9章 新幹線の全線開業と輸送体系の再構築――2007~2011年
第10章 上場へ向けた事業の再編――2012~2016年
第11章 株式上場でJR九州は何が変わったのか――2016~2018年
第12章 令和時代の鉄道事業はどうなるのか――2019~2021年
おわりに

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

だいふく

3
単なるJR九州の社史です。事業の変遷を羅列するだけで、文章としての論理的な繋がりも薄い。残念でした。 私なりに再構成してみますと、民営化後のJR九州は以下に注力しています。 ①福岡近郊地域等の利便性向上による収益強化、新幹線事業を通じた遠距離利用者による収益強化、観光列車事業を通じた過疎路線の魅力向上 ②商業施設関係事業・マンション等の開発事業を通じて収益向上を図るとともに、合わせて普段使いの客増加を通じて鉄道事業を強化 ただ、コスト削減を図るために、鉄道事業におけるスリム化(減便)も目立ちつつあります2020/06/23

数之助

1
時系列に驚くほど詳細な記録が集積されている。参考文献が付されてないが、JR九州の関係も含め本書成立の経緯が知りたいものだ。また、副題にもなっている「再生」に関する論考がいささか乏しい。2025/05/17

Koki Miyachi

1
タイトルは興味をそそったが、いざ読んでみると細かい事実が羅列されているだけで、全貌が掴めない。評論の体をなしていないトホホな一冊。2023/02/03

gaku

0
☆☆☆ JR九州の歴史をさらうことができた。2021/07/08

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