河出文庫<br> 第二次世界大戦 2

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河出文庫
第二次世界大戦 2

  • ISBN:9784309462141

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内容説明

一九三九年九月、ついに英仏両国はドイツに宣戦布告し、史上例を見ない規模の世界大戦が勃発した。翌年五月、ドイツ軍はオランダとベルギーに侵攻してフランスに進撃、たった三週間でフランス軍は壊滅状態に陥った。イギリスは最初は無防備のまま孤立するが、敵対的中立を装ってヒトラーを支援するソ連をよそに、「単独で」ヒトラー・ドイツと耐久戦を始める。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うた

6
敗北したフランス、抵抗するイギリスに関する記述は燃えるような文体も相まって感動的である。反対に、援護する立場でしない東欧や砂漠の戦線の記述は、冷静ながらも歯軋りが聞こえてきそうである。歴史ではなく、あくまで回顧録という形であるが、チャーチルのような大局、局地の両方で戦争を見渡せる語り手はなかなか得難いものと思う。2024/08/10

ブラックジャケット

4
いったんリセット。第二次世界大戦における英独戦争の側面を強調する。米の参戦は41年暮れ。チャーチルが首相として戦争指導するこの二巻目の40年は、フランスの降伏、バトル・オブ・ブリテンと一番つらい英国が描かれる。最後の拠り所とするのが英国人魂。国王までもが射撃訓練をし、独軍の空襲に耐える英国民。印象的だったのが、空爆に対するベルリンの備えがロンドンよりも優れていたと指摘するところ。ドイツ人の戦争準備がいかに徹底していたかを物語る。それに比べ日本人の命の安さには呆然とするばかり。バルバロッサ作戦で独ソ戦へ。 2017/12/04

Hiroshi Irie

4
第2部 単独で 1940.5.10〜1941.6.22 主題のとおり、ドイツに対して全体で立ち向かうものの、欧州周辺国は蹂躙され、フランスすら陥落。イギリスの戦いで海を跨ぐ地形に助けられながら、空軍戦で勝利し、形勢を逆転して行く過程。 アメリカ、ソ連の煮え切らない立ち位置の中でという感。 どこと同盟を組む、軍団、師団を形成していく、周辺を巻き込むというのは、企業活動にも通じる。今更ながら政治家でありながら軍事家である必要がチャーチルにはあったのか認識。 負ければ責任は命だものね。2014/02/18

Mayumi_M

3
フランスが逸早く屈服した理由がやっぱりよく判らない……。2023/11/25

kanaoka 58

2
ドイツ周辺小国の姿が、現代に中国周辺国の姿に被さって見える。2021/05/10

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