サバイバル 2巻

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サバイバル 2巻

  • ISBN:9784845821372

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内容説明

大地震で、文明がもろくも崩れ去った中で、サトル少年のサバイバルが始まった。 ただ一人、荒野をさすらうその行く手に待ち受けているのは生か死か…。過酷な少年の運命を通して、文明を失った現代人の理性と本能を描いていく。 大地震は現実に起こりうる。あなたは生き抜くことができるだろうか?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

14
リミテッド 主人公がイライラするのはわかる。アキコさんが文句は言いたくもなる気持ちもわかる。難しいなー。 こういう経験や大変さはなかなか実際に経験しないと伝わらないよね。祖父母世代の戦争の経験や体験は言葉や映像では何回も見聞きするものの、完全に腹落ちしない。実体験に勝るものはないのか。。風化させないって難しい2021/05/30

しゅん

8
他者がいて、はじめて少年は「サトル」と名乗れる。名乗ることの喜び。アキコとの出会いはしかし、他人といることの軋轢やめんどくささを絶対に引き連れてくる。野生人として生き始めた少年と、人の残る島で文明人だった少女。その感性のすれ違いが常にこびりつく中で、それでも恋愛は始まってしまう。そしてあまりにしつこいネズミ。常に常にネズミ。ヘビはネズミから守るから豊穣の神だという話がなぜか面白く響く。2023/04/03

yk

6
前巻で生肉食べるとビタミンが補給できるということも大きいということを知ったが、魚ばっかり食べているというのもあんまりよくはないんだな。アキコさんが出てきたときはちょっと希望もあったけど、終わりには狂ってしまってたから逆に足手まといだろうし・・・。ネズミの被害は多いし。でも蛇がネズミに効果絶大というのも知らなかったな~。神格化されるのには意味がある。ほんと勉強になります。2022/03/07

2
3 一人生き抜く少年のもとに、向かいの島から逃げ出してきたアキコが流れ着く。向かいの島にはまだ多くの人間が生き残っているが、人々は暴徒化しており暴力が支配する社会になっているらしい。小舟を手に入れたものの、渦潮に隔てられて向かいの島に渡ることはできず、結局元の島でアキコと二人で暮らすことに。男女二人だけで生きる世界、まるでアダムとイブだが、サトルのようにサバイバル適性のないアキコは原始生活になじめず、精神に異常をきたしてしまうのだった。こういう状況になったら女性は厳しいよな…割と狂ったほうがマシかも。2021/10/09

Cinejazz

2
大地震と大津波により世界の大都市は水没してしまっている。魚類と野生動物の狩りで飢えを凌いで生きてきた主人公の少年の前に、離れ小島から漂流してきた女性が現れ二人の共同生活が始まった。大自然の脅威の中で生き残れるのは、野鼠と油虫なのかも知れない。2019/12/07

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