出版社内容情報
願いは、二度目の「さよなら」を告げること――。
内容説明
大学生の結維は、半妖の青年・小太郎とともに願いを叶えるため「九つの功徳」を積んでいる。春休み、結維は電車の中でぬいぐるみに話しかける不思議な少年・灯と出会う。彼は小太郎の持つ功徳の札を探し求めて来たのだ。札は譲れないと断るが、灯は己の願いのため、しばらくこの地に滞在するという。一方で、強力な術者である灯の影響を受け、土地神の玻璃を「縁の糸」で縛っていた天守閣のあやかしが目覚めてしまい―?しっかり者の大学生と狼青年の、現代ご縁結びお伽草子、第3巻!
著者等紹介
椎名蓮月[シイナレンゲツ]
代表作に『遠鳴堂あやかし事件帖』シリーズなど(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
50
命短い人間とあやかしの関係というテーマはなかなかに重い。だからこの著者さんの作品が好きだったりするのだが。カウントダウン通り終わってしまうのかな。あと五つ。2019/06/20
リディア
10
今回はちょっと切ないお話。結維自身には関係ないけど。小太郎はあと5回の功徳で人間に。2人の仲はどうなるのでしょう。2019/10/19
ぽーのじん
5
鳴瀬さんがでてきて、つっくんってあの人だよね・・・と思うと、お願いだから時代と人間関係相関図がほしい。一気に数字が二つ減ってしまったけど、このシリーズ好きなのでゆっくり進んでほしいです。2019/06/23
あずとも
5
今回あまりモフモフがなかったのが残念。この世で1人だけと思っていた相手がいなくなりずっと1人でいる寂しさ。切ない。2019/06/16
わぴねむ
4
続き出るのかなー。このシリーズ好きなので続いて欲しいな。2021/02/11