内容説明
〔英国SF協会賞/ローカス賞受賞〕宇宙の蛮族アウスターの侵攻に対抗すべく、連邦の無敵艦隊が投入され、熾烈な戦火の中にとり残された惑星ハイペリオン。この星にある、時を超越した遺跡〈時間の墓標〉を訪れていた七人の男女の眼前で、ついに幾多の謎が解明されるときが近づいていた! 傑作未来叙事詩第二部
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
102
「ハイペリオン」に続く物語です。今回は別の人間からみた巡礼者たちの様子が描かれます。CEOであるグラッドストーンが中心になっているような感じです。巡礼者たちも「時間の墓標」にたどり着くものの、シュライクに殺されるものも出てきます。また別の人物で生き返ったりと・・・。グラッドストーンが巡礼者たちの出身地を訪れたりしますが、最後はどのような結末になるのか下巻が楽しみです。2025/03/20
Kajitt22
50
謎の遺跡『時間の墓標』を擁する辺境の惑星ハイペリオンをめぐる壮大な物語。ここに来てはじめて一人称の主人公ジョン・キーツのサイブリット、ジョゼフ・セバーンが登場。主役なのか、あるいは全体像の語り部なのか。それにしても時の強弱が潮のように満ちてくる『時潮』や、今の生成AIへの考察の記述、また空飛ぶホーキング絨毯や、眠れぬ夜の各惑星への逍遙など、まさにSF感満載。決着はつくのか、もう一冊に突入。2023/07/09
Small World
35
読み始めると止まらないのは「ハイペリオン」と同じですが、この上巻の後半からは、登場人物それぞれのクライマックスの連続で、息つく暇もありません。一人また一人と消えていく巡礼者たちの行く末は?!世界の運命は?!って感じで下巻に進みます!2020/01/13
ひろぞー
33
とうとう物語が動いてきた感じ。私的には巡礼者達が次々に消えていく(死ぬのも含めて)展開が気になって、グラッドストーンの視点とか良いから!(良くないのだが)ってイライラしてしまった。笑。続きも気になりますね。2017/11/11
鐵太郎
29
さて、キーツも読まずに「ハイペリオンの没落」にかかります。(,⌒-⌒) v 今回の語り手というか狂言回しになるのは、ぼく、M(マン)・ジョセフ・セヴァーン。外観的には26歳。5フィート1インチ。史実のジョン・キーツの友人であった画家を名乗りつつ、、その実体はジョン・キーツの遺伝子から組み立てられた電子的クローン、サイブリット。連邦のCEO(最高運営責任者)マイナ・グラッドストーンによって、「宮廷画家」として「近習」することとなり、この異常な世界を客観的に語る役割を与えられます。2010/04/14
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