Kawade夢新書
日本人にとって「宗教」って何だろう

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  • サイズ 新書判/ページ数 198p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784309503530
  • NDC分類 162.1
  • Cコード C0214

内容説明

みずからを「無宗教」とする日本人は多い。しかし、私たちの暮らしには、初詣、クリスマス、お葬式…と多様な信仰が入りこんでいる。この「日本独自」ともいえる宗教観は、いかに形成され、現代へと受け継がれてきたのか。日本人が深層に秘める信仰心が見えてくる書。

目次

プロローグ 外来の神もとりこみ独自の信仰を築いた日本人
1章 日本人の原初の信仰とは―自然と先祖の「まつり」が神道を生みだした
2章 仏教公伝が及ぼした影響とは―伝来した仏教から「現世利益」を導きだした日本人
3章 最澄・空海が日本にもたらしたものとは―多彩な願いをかなえる密教を信じた貴族たち
4章 神と仏はどのように祀られたのか―神道と仏教が調和した独特な宗教が生まれる
5章 鎌倉新仏教はなぜ急速に広まったのか―日本人は仏に救いを求め「極楽往生」を願った
6章 戦国動乱期の多様な信仰のあり方とは―政治とともに栄えた宗教、権力と闘った宗教
7章 現代に影響し続ける江戸期の信仰とは―「仏式葬礼」を根づかせた江戸幕府の宗教政策
8章 明治期以後、宗教はいかに変様したか―国家神道の誕生・解体を経た日本人の信仰心のゆくえ

著者等紹介

武光誠[タケミツマコト]
1950年、山口県生まれ。東京大学文学部国史学科卒業。同大学院博士課程修了。文学博士。現在、明治学院大学教授。専攻は、日本古代史、歴史哲学。比較文化的視点を用いた幅広い観点から日本の思想・文化の研究に取り組む一方、飽くなき探究心で広範な分野にわたる執筆活動を展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mittsko

1
「教養」としての日本宗教論の好著!形式的な宗教史でないところが冴えてる ただし、細かな事実関係を 実証済みの事実として受けとることはあってはならない! 武光先生読者にはおなじみなように、推量と予断もまた満載なのであるから2010/03/04

Nao vientos

0
日本人の宗教と背景がよくわかる本2016/11/16

mittsko

0
訳あってまた読んだのだが… まぁ読みとおすのがやっぱり苦痛(´・ω・`) 一行ごとにツッコミをいれなきゃいけない箇所などもあり 疲れてしまうのだ 武光読者にはお馴染のことなんだろうが いやぁ…疲れた2015/02/08

さなちゃん

0
海外の友人と趣味でやっているポッドキャストで日本の宗教について話さなければいけないことがあり、宗教への理解を深めるために読んでみた。なかなか読みづらく、且つ読んだ後も内容が頭に自然と入ってこなかった。この本の内容に問題があるのではなく、日本の宗教に関する知識が浅はかなまま読んだのが間違っていたと思う。2020/02/29

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