内容説明
〔英国SF協会賞/ローカス賞受賞〕宇宙の蛮族アウスターの侵攻に対抗すべく、連邦の無敵艦隊が投入され、熾烈な戦火の中にとり残された惑星ハイペリオン。この星にある、時を超越した遺跡〈時間の墓標〉を訪れていた七人の男女の眼前で、ついに幾多の謎が解明されるときが近づいていた! 傑作未来叙事詩第二部
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
117
下巻では、ジョン・キーツ(英国の詩人)がらみの詩がかなり出てきています。語り手がジョン・キーツを憑依していることとも関係あるのでしょう。4冊にわたるスペースオペラも終わりを迎えますが、機械(シュライクをはじめとした)と人類(詩を中心とした文明)との対決のような印象を受けました。この作家はかなりキーツを読みこんでいるように感じました。キーツには「エンディミオン」という長編の叙事詩や「レイミア」「ハイピリオンの没落」という詩があります。キーツの詩集を読み直そうかという気になりました。2025/03/28
Kajitt22
52
『ハイペリオン』と『ハイペリオンの没落』上下計4冊の厚い文庫本を一月弱で堪能した。久しぶりにこの先はどうなるのと、読書の楽しみに浸ることができた。いくつもの壮大な物語を最後は『人類とAI』との戦いで大団円にまとめた感はあるが、細部が緻密で、転位ゲートでの数惑星への逍遥、砂に埋もれる『時間の墓標』の描写などなかなかの場面の連続。「ときとして、機械とわれわれを隔てるものは、夢だけなのかもしれない」の言葉が良かった。『エンディミオン』をどうする。再読2023/07/13
Akito Yoshiue
42
伏線の回収の仕方が見事。最後は本当に感動する。2017/08/13
Small World
32
仕事が忙しくて、一気に読めなかったことが心残りですが、下巻もすごく面白かったです。各登場人物にそれぞれの違った展開が用意されておきながら、本当のクライマックスに向けて収束されていく様子はドラマチックそのものでした。魔法の絨毯を始めとして、それぞれのネタに目新しさはないものの、リミックスしながら構築された世界は密度が濃く、SF好きにとって大満足の作品でした。いずれ、続編の方も読みたいと思います。(SFが読みたい海外編1995第1位作品)2020/01/17
ひろぞー
32
読んだぁあああああ!わいの理解力だと6割位かなぁ?(阿呆やんけ)でもハイペリオン含めて、どう世界が動いていくのか楽しめたと思う(`・ω・´)SF好きなら誰でも知ってるであろう、この作品に触れられたことを嬉しく思います!また己が成長したら再読したい。2017/11/17
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