内容説明
大気制御プラントの暴走と戦争により、人類は滅亡の危機に瀕していた。存在の『情報』を書き換えることで、物理法則すら操る《魔法士》の少年、天樹錬は、世界にただ七つ残された閉鎖型都市《シティ》のひとつ、神戸シティに輸送される実験サンプルの奪取の依頼を受けるが、同じく魔法士の《騎士》黒沢祐一に阻まれ、フィアという少女だけを連れ帰る。それぞれに守りたい人々のため、ぶつかり合う錬と祐一。しかしフィアには、《シティ》に関する、重大な秘密が隠されていた……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
七月せら
11
(再読) 十数年ぶりの再読ですが、やっぱり格好良い。そして中盤くらいからもう涙が止まらない…。科学・情報技術の著しい発展とは裏腹に(必然に?)、空は暗い雲に閉ざされ、終わりの日を迎えようとしている人類の文明。シティの外では生きることもままならない世界で、懸命に生き、大切な人たちを守ろうと戦う少年少女達の物語。彼らが何を祈り、何を願って生きていくのか、今度こそ最後まで見届けたいです。2023/08/17
ハシモ
1
再読。諦めてたところに最終巻発売の情報が出てきたので最初から読み直します。20年ぶりで今の自分にとっては気恥ずかしい部分もありますが良くできてるし楽しめました。たぶん昔と同じところでうるっときて、なんだかほっとしたような2023/05/20
隠居
1
【電子書籍】数年振りの新刊が出ると聞いて、嬉しすぎて電子版を大人買い。そして再読。 科学技術が行き着く所まで行き、そして滅びかけている未来の地球を舞台としたSFファンタジー。 「十分に発達した科学技術は魔法と見分けがつかない」という有名な言葉があるけれど、この言葉を体現するかのような世界観は素晴らしいとしか言いようがない。しっかりと固められた設定は、例え全て理解出来なくても読んでいて楽しいものである。 最終巻出るまでに追い付けるように頑張って読むつもりである。2023/03/15
wacpre
0
舞台は今とは様変わりしている22世紀の神戸シティ。その側に住んでいる三人兄弟の末弟が少女を連れ帰ってきたことで、物語は幕を開く。シティの謎とは?10年ぶりに戻ってきた騎士はどう彼らに関わるのか? 冒頭を読んだ際には、いわゆるボーイミーツガールの物語と思ってたけど、すぐにちょっと違うような雰囲気がしてきて。でも、全体を通してみるとやっぱりそんな物語だった。2025/08/13
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