内容説明
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つまらないCDを「名盤」ともちあげる骨ナシ評論がまかりとおっている。聴き手を甘やかすのもいいかげんにしろ!日本の音楽評論に裏切られてきた著者たちが、そんな「名盤」をねんごろに供養。同曲異演奏を徹底的に吟味し、気分ではなく理性を、陶酔ではなく覚醒を求めるファンだけに贈る過激な評論集。
目次
序 この本はいったい何なのでしょうか? 許 光俊第1章 青嵐篇 こんな解釈のどこがいい? 鈴木淳史 1 脱ウィーン的ウィンナ・ワルツとの正しい付き合い方 シュトラウス一家『ワルツ/ポルカ集』 ボスコフスキー指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(DECCA)<br〉 2 地球温暖化から『田園』を守る<br〉 ベートーヴェン『交響曲第六番へ長調「田園」』 ワルター指揮 コロンビア交響楽団(SONY) 3 カール・ベーム──真理のための真摯!? モーツァルト『レクイエム ニ短調』 ベーム指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(DG)ほか 4 すべてのマーラーがバーンスタインを必要としている、わけではない マーラー『交響曲第五番嬰ハ短調』 バーンスタイン指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(DG) 5 ネジ曲がった自我からの脱出 ショスタコーヴィチ『交響曲第五番ニ短調』 バーンスタイン指揮 ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団(一九七九年、SONY) 6 ハルサイにおける爆死の可能性について ストラヴィンスキー『春の祭典』 アンセルメ指揮 スイス・ロマンド管弦楽団(DECCA)ほか 7 ブラームスで赤面しないためのいくつかの知恵 ブラームス『交響曲第一番ハ短調作品六八』 カラヤン指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(一九八七年、DG) 8 プレヴィン、おまえは堅実すぎる ガーシュイン『パリのアメリカ人』 プレヴィン指揮 ピッツバーク交響楽団(PHILIPS)ほか 9 ポリーニの名盤ランキング一位という恐ろしさ ベートーヴェン『後期ピアノ・ソナタ集』 ポリーニ(DG) 10 ラヴェル=クリュイタンスという危険性 ラヴェル『管弦楽曲集』 クリュイタンス指揮 パリ音楽院管弦楽団(EMI) 11 ごモットモな名盤? J・S・バッハ『ゴルトベルク変奏曲』 グールド(一九五五年・八一年、SONY) 12 朝比奈とは、へたなブルックナーという意味だ ブルックナー『交響曲第五番変ロ長調』『第七番ホ長調』 朝比奈隆指揮 大阪フィルハーモニー管弦楽団ほか(ビクター、キャニオンほか)第2章 春雷篇 こんな演奏家のどこがいい? 吉澤ヴィルヘルム 1 「偽善の微笑みを忘れずに」 モーツァルト『交響曲第四一番』 ワルター指揮 コロンビア交響楽団(SONY) 2 フルトヴェングラーの「名盤」を破壊せよ ベートーヴェン『交響曲第三番』『第五番』『第六番』 3 鍵盤上の瀕死 ベートーヴェン『ピアノ・ソナタ第三二番嬰ハ短調』 バックハウス(DECCA) 4 美しき大理石屋の息子 シューベルト『ピアノ・ソナタ第二一番』 ポリーニ(DG) 5 「気の抜けたサイダー」 『ショパン作品集』 ルービンシュタイン(RCA) 6 あるベルリン・フィル楽団員への警告 リスト『ファウスト交響曲』 ラトル指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(EMI)ほか 7 忘れられた精神のテクニック リスト『ピアノソナタロ短調』 アルゲリッチ(DG) ほか
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