内容説明
愚連隊の元祖と呼ばれ新宿を制覇した万年東一の本流に連なり、後に新宿（ジュク）の帝王と呼ばれた男――加納貢は、渋谷を制圧した兄弟分の安藤昇とともに向かう敵を薙ぎ倒し続けていく。常に己の拳を信じ、米兵までも殴り倒してきた男が見た夢とは？ 戦後の無秩序と混乱の新宿を駆け抜けた男の破天荒な青春を描く愚連隊ノンフィクションノベル第三弾。
目次
第１章 復員兵の正体
第２章 喧嘩祭り
第３章 溜まり場
第４章 闇市カンパニー
第５章 酒場改革
第６章 事実誤認
第７章 激突
第８章 「エルザ」のジュクシャリ
第９章 ススキノ行軍
第１０章 逃亡と別離
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
なおぽん
0
安藤昇の兄弟分ということで興味を持った。組織化しなかったためにその後衰退し、武勇伝語りで記者に面倒を見てもらってるという記事があり、晩年は苦労したのだろうなど思った。しかし、直接お会いしてみたかった。2020/12/04
