内容説明
★彼の欲望と彼女の事情が交差して、それは実行に移された。★父が賭事で作った多額の借金を返済するため、モデルのマクシーは、祖父ほども年の離れたリランドの愛人になった。愛人とはいえ、体の関係があるわけではない。リランドはひたすら若い女を見せびらかしたかったのだ。彼が病に倒れたとき、甥で大富豪のアンゲロスはマクシーに提案した。かねてから君には惹かれていた、今度は自分の愛人になってくれ、と。金のためなら自分を売ることも厭わない女だと思っていたのに、マクシーは”夫になる人にしか体は許さない”と言うばかり。何度迫ってもはねつけられたアンゲロスは、とうとう結婚を申し出た。しかしそれは世間には公表されない契約結婚で、いつの間にかアンゲロスに惹かれていたマクシーは憤慨する。だが、彼女のほうにも結婚を急ぐ理由があった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ベリル
26
Twitterでリングレ祭り中の方のツイを見て、私も読みたくなって再読。血の気が多いヒーローとヒロインで、なかなかのケンカップルぶり。このヒーローは告白の仕方がなんとも言えない微妙なセンスでインパクトがある(笑)腹立たしいのに肉体的に惹かれ合う二人ってハーレクインとか洋書でよく見るけど、この二人はそれもまた強烈だった。ヒロインの親友が良い人だったなぁ。真崎春望先生のコミカライズも昔読んだけど、そっちもまた読みたい。実母の本だから、まだあるかどうかわかんないけど。2021/07/08
みータン
3
再読。初読の時はくるくる変わる展開と、ヒロインのきまぐれに見える浮き沈みの激しさに読み疲れてイマイチ読了だったのに…なぜか何度も再読してしまう(爆)。今ではこのふたりの可笑しさが楽しい。本当にお似合いなふたりです。ヒロインの水ぼうそう、ヒーローの欠点を2枚の紙にビッシリと書き連ね、そしてピンクの飛行機雲で「アイ・ラブ・ユ~」♪です^^(爆)★52011/11/29
ひまわり
2
猪突猛進?2010/08/13
こえん
2
再読。どうしてもヒロインを手に入れたくて仕方がないヒーローの言動が、よく考えれば楽しい。2009/09/03
romaco
1
★★★ ハズバンド・ハンターというよりはヒーローヒロインの意地の張り合いと言う感じ2011/04/30