内容説明
土佐の郷士の次男坊に生まれながら、ついには維新回天の立役者となった坂本竜馬の奇蹟の生涯を、激動期に生きた多数の青春群像とともに壮大なスケールで描きあげる。総発行部数2500万部超! 司馬遼太郎の永遠のベストセラーが半世紀の時を経て、電子版で新たによみがえる!
第7巻/同盟した薩摩と長州は着々と討幕の態勢を整えてゆく。そして竜馬は、この薩長に土佐藩などを加えた軍事力を背景に、思い切った奇手を思いついた。大政奉還――。幕府のもつ政権をおだやかに朝廷に返させようというものである。内乱を避け、外国に侵食する暇を与えず、一挙に新政府を樹立する、無血革命方式である。が、しかし……。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mura_ユル活動
137
坂本竜馬という人物を通してひとつの問題解決方法を示してくれている。それはすべての関係者の利を等しいようにすること。日本を列強から守るとした最大の目的を見失わないこと。最終巻ではどうなるのか。2012/01/02
再び読書
114
大政奉還という、無血革命、列国の侵略を防いだ功績は大きい
あーさん☆転スラ·薬屋·本好き·魔導具師ダリヤ·天久鷹央·かくりよ·多聞くんと続々アニメ最高です!!(≧▽≦)
104
大河ドラマ『龍馬伝』の岩崎弥太郎(香川照之)さんの口調を思い出させてくれる巻。それにしても古い本なので字が小さくて読み辛い(¯―¯٥)こう言う話は字が大きい方が良いなぁ〜(;´Д`)2020/02/02
ゴンゾウ@新潮部
104
長崎に拠点を移した龍馬。海援隊を創設し土佐藩と手を結ぶ。一方同盟からなかなか突破口が開けない薩長連合。土佐藩を引き入れるしか道はない。その前に大きく立ちはだかる山内容堂。時勢は龍馬を必要とした。大政奉還と言う奇策を持って。船中八策を創案し龍馬が混乱の京へ向かう。2018/01/08
優希
102
薩長の同盟に土佐を加えることで、倒幕への道がまた一歩前進したように思えました。これを背景にしつつ、大政奉還という奇手をとった竜馬が凄いと思います。そして海援隊を結成し、新たな「日本」を見据えているように見えました。2019/02/15