内容説明
日本橋の鍋久に美しい嫁が来た。穏やかな江戸の暮しと怪事件。半七捕物帳の第4巻。「異人の首」「一つ目小僧」「仮面」「柳原堤の女」「むらさき鯉」「三つの声」「十五夜御用心」「金の蝋燭」「ズウフラ怪談」「大阪屋花鳥」「正雪の絵馬」「大森の鶏」の12話を収録する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
竜王五代の人
1
犯人を追い詰める呼吸の要領が説明されているのが面白い。言い訳に飲まれないよう一気にもっていくとか。話としては、語るに落ちる点を衝く「三つの声」、女の妙な機転が光る「むらさき鯉」、趣味にはまる「正雪の絵馬」あたりが面白かった。2022/12/26
mimi02
1
☆32021/01/15
朱音
1
トリックとかそういうのじゃなくって江戸そのものを感じるというか、そういうのにはいい本だと思う。「わっち」とかそういう言い回しなんてね。2003/05/26
あちこ
0
わたし用に借りた本。明後日が返却日なので、数時間通しで読んだら、本を持っている手首が痛くなった…。今の時代では考えられないくらい、ちょっとした悪さで死罪になるよね。観念が違うのだろうなあ。2014/02/01
てっちゃん
0
1998年10月6日に読了