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内容説明
生命もそれをめぐる環境も多様であるがゆえに活気を維持することができる。同一種の中でも個体差や集団差は著しく、群集や生態系についてもその差異は大きい。しかし従来の生態学はさまざまな多様性を充分にとり入れることができなかった。本書では、多種多様な動物を紹介しながら、種の多様性だけでなく、個体の生き方・性格・分布、個体群や群集の変化などを、空間的、時間的に考察し、その多様性の成立条件と守り方を考える。
目次
第1章 成功する個体と失敗する個体
第2章 個体の分布のかたより
第3章 いかに生き繁殖するか―生活史変異
第4章 動物の個性
第5章 動物社会の変動性
第6章 個体群の変化と変異
第7章 さまざまな関係
第8章 種数の決まり方
第9章 群集の中身のちがい
第10章 多様性を守るために



