集英社文庫<br> 暗鬼の剣 - 人斬り弥介その3

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集英社文庫
暗鬼の剣 - 人斬り弥介その3

  • 著者名:峰隆一郎
  • 価格 ¥605(本体¥550)
  • 集英社(1993/06発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087480412
  • NDC分類:913.6

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内容説明

治安乱れる江戸市中を、すべての記憶を失って彷徨する弥介。辻斬り強盗の浪人をいともたやすく斬り捨て、身についた人斬りの技に驚き、人を殺めても何の感傷も湧かない自分の心に懊悩する。ただひとつ覚えているのは五鬼荘彦斎という名前――川越城下に集結し、不穏な動きを見せる浪人集団の首領だが……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あかんべ

6
前作が濡れ場が多かったので、そういう作風の作家かと思ったが、今度の作品は斬って斬って切りまくるシーンが多かった。彦斎の正体は前作で棒を折られた坊さんかと思ったら全く別人だった。2015/08/23

saladin

3
シリーズ3作目。本作は川越藩近郷の村を浪人たちが占拠し、徒党を組んで藩領で狼藉を働くという設定。百人を超える人数が集るという大掛かりなもので、その過程がなかなか面白い。幕府からの許可がない限り、諸藩は兵を動かせない。浪人たちが武家屋敷などを狙わない限り手出しをしないし、できない。だから、彼らの討伐には”毒を以て毒を制す”方策が取られることに…。エロ描写はほぼなく、専らこれらの描写に当てている。主人公の小田丸弥介は相変わらず斬りまくるが、この戦い自体には傍観者の立ち位置を貫くため、その点での満足度は低い。2020/05/17

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