内容説明
人質にとられた妻子のために、江戸を離れ、暴徒・野盗の横行する関八州を回る密偵になるよう、大岡越前に強要された小田丸弥介。旅の途中の宿場で、四人の浪人をそれぞれ一太刀で倒した弥介は、その“人斬り”の豪剣を見込まれ、お勢と名乗る妖艶な美女に「ある浪人者が持つ生首を奪ってほしい」という奇怪な頼み事をされるが…。シリーズ第2作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あかんべ
7
濡れ場と剣戟の割合が半々。大岡越前が悪人?能吏で面白い。2015/08/21
あかつや
4
大岡越前に妻子を人質に取られた小田丸弥介は密偵として関八州を回ることを強要されていた。旅の途中浪人どもに因縁をつけられ、それをバッサリ斬り捨てた所、お勢と名乗る美女から、ある浪人が運んでいる生首を奪うよう依頼される。色々細かい話はあるけど、結局は前と同じ斬って抱いての繰り返し。最近読んだ本で、日本の男が女性の胸に関心を抱くようになったのは西洋の文化が流入してきた近代以降とあって、そうだったのかと感心したんだけど、これに出てくるお侍さんたちみんなおっぱい大好きだな。きっと作者も好きなんだろうな。わかるよ。2023/06/11