内容説明
ダナーン半島は、神の城壁と呼ばれる巨大な断崖によって大陸から切り離された陸の孤島であった。その半島の住人たちは崖の上に広がっているであろう巨大な大陸を“神の国クリスタニア”と呼んでいた――。王都から遠く離れた辺境の村ハークに、ひとつの事件が巻き起こった。王城に侵入した賊を捕らえるべく、王都から騎士がやってきたのだ。冒険者になる夢を捨て、騎士になる決意をしたばかりの青年レイルズは、偶然にもその賊と出会い、戦うことになる。危機一髪! そのとき、突如、村を襲った大地震は、レイルズのみならず、彼の仲間である魔術師のサイア、精霊使いのビーンの運命までも、大きく揺れ動かすことになる……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tetchy
35
ロードス島の次に水野氏が挑んだ大河ファンタジー。ロードス島がアレクラスト大陸の離れ島だったのに対し、今度は本土で、物語のスケールもその分かなり大きくなりそうだ。2008/10/26
じお
11
★★★☆☆ 再読。水野良作品の中ではバランスが好みで実はかなり好き、ロードスほど固すぎず、リウイほど柔らかくなく、丁度いい塩梅。the冒険のスタートという雰囲気も好み、旅の目的が無鉄砲な冒険心からの克己心なのもいいですね、敗北から立ち上がる男いいじゃない。うるし原氏のイラストも時代を感じさせるが良い、これでちゃんと完結していれば。2021/08/08
てんぱい
7
懐かしい面子。当時レイルズ一行やマリスの結末を分からないまま読まなくなってしまったので楽しみだ。シリーズ本編には関係ないがロードスはカーラがいなくてもまた戦乱の世に戻ってしまっていたのか。2014/03/14
barcarola
5
クリスタニアってTRPGはプレイヤーとして遊んだ事があるのだが、小説は読んでいなかった。世界としてはロードスプラスアルファ?2024/05/19
なかし
4
若い頃に読んでいたので、懐かしさとキャンペーンだったから購入した。 最後まで読んでいたけどもう一度読み直したいです。2019/11/03