集英社文庫<br> 危険な夏 挑戦シリーズ1

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集英社文庫
危険な夏 挑戦シリーズ1

  • 著者名:北方謙三【著】
  • 価格 ¥550(本体¥500)
  • 集英社(2016/02発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087495997

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内容説明

「金に尻尾を振って集まってくる連中じゃ、勤まりそうもない仕事なんだよ」バイト学生の水野竜一に深江は言った。自室の壁にペルーの地図を貼り、いつかその地にはばたきたいと夢みている竜一は、そのひとことで心を決めた。20億円もの金に目もくれない男たちが、自らの肉体と知恵を武器に巨大企業を追いつめていく。竜一21歳、暑くて危険な夏が始まった。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

GAKU

65
懇意にさせていただいている読友さんからのメッセージに触発され、北方作品が無性に読みたくなり再読!挑戦シリーズ全五作の1作目。すごく久しぶりだったので、新作を読んでいるように楽しめた。竜一を取り巻く男達が良い味出してますね。老いぼれ犬もしっかり登場しています。この頃の北方現代物ハードボイルドは大々好物です。竜一の成長を楽しみに、一気に五作再読します! 2017/11/01

はつばあば

58
私の人生にこの中に登場するような男達がいなかったことを喜ぶべきだろう。が、!めちゃくちゃカッコいい。殴られたり痛めつけられたりはお断りだけど「自分が男であると命を張って確かめなきゃならん時が人生には必ずあるものさ」なんて言葉、そう簡単に吐けるものじゃない。お金や権力に固執した者の最後は哀れだが、今も昔も変わることのない政官癒着に大企業保護政策と、金・権力の亡者が巷をうようよさまよっている。ともあれ、深江以下イイ男のオンパレードに喝采を贈って次巻へ。2016/03/13

背番号10@せばてん。

29
1993年12月8日読了。あらすじは忘却の彼方。(2022年4月3日入力)1993/12/08

せ〜ちゃん

28
★★★★★ 挑戦シリーズ 1作目。2016/07/09

アオヤマ君

9
《再読》って言っても前に読んだのがいつだったか…あの頃のハードボイルド。主役級なのは大学生の「水野竜一」。初っ端から痛さが伝わる文体。ストーリー展開には今では古い感じ(80年代)もあるか。この小説はそこじゃない。科白や行間から伝わる灼けるような熱さ。人は忘れちゃいけないことがあるってことを、自分が歳をとっても感じることができた。有難い。今もハードボイルド。2024/02/21

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