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内容説明
アリ、タイソンと並ぶ伝説のチャンピオン、ロッキー・マルシアノ。腕は短く足は遅い、ボクシングに不向きと思われた男は、いかにして前人未到の記録を残したか。そして興行を牛耳るマフィアとの関係は? 1人のボクサーを通して、戦後アメリカの熱狂と闇を描く傑作ノンフィクション。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
osakanazuki44
3
イタリア系米国人。49戦無敗のまま引退したヘビー級王者。マネージャーやコミッショナーがいかに金儲けをしたかが書かれている。最近、ヘビー級を制したアンディ・ルイスjrの次戦のファイトマネーが900万ドル。プロモーターのエディ・ハーンも多額の報酬を得る。どちらが主役か分からない。当時は観客を呼べるかどうか現在はどれだけ放映権料を獲得できるかで動く金額が変わる。ボクサーの技術、体力やメンタルタフネスを純粋に競い、比較するスポーツではないのかもしれない。2019/09/06
ディーノ
3
以前に黒人ヘビー級王者ジョールイスの伝記にマルシアノが登場していましたので、関心を持ち読みました。ルイスの伝記が人種差別をテーマにしているなら、こちらはボクシング界の腐敗がテーマです。引退後の記述は長くて退屈でしたが、証言や資料を読み込んでかなりの力作だと思いますが、昔のヘビー級ボクシングに関心がないと読むのが結構つらいと思います。2019/07/24
takao
2
ふむ2022/11/01
江本正輝
2
あの伝説の49戦無敗のヘビー級チャンピオンロッキーマルシアノの評伝。 名前くらいしか知らなかったけど改めて凄い人だったんだと思いました。 しかし、今も大概だけど昔のボクシング界も酷いもんだったんですね。 いつの時代もやっぱり金が絡むと可笑しなことになるのが人の業なんですかね。2019/03/03
大塚みなみ
1
読み応えたっぷり。これを読んで、実在のスーパースター、ロッキー・マルシアノを、映画のロッキーのイメージから分離することができた。マフィアが介在する裏ビジネスの叙述も興味深いが、なによりも迫力たっぷりの試合シーンの描写が素晴らしい。文章でスポーツを読む楽しみをおおいに味わった。2019/06/23
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