内容説明
「あたしの誇りは竜よ。あたしの狼、冬に向かって走る狼」女は唇を重ねる。水野竜一が戻ってきた。2年間、ペルーでゲリラとなり、殺人術と大いなる誇りを身につけて。だが、かつて生命を賭けて共に闘った深江は行方不明だった。深江を探す竜一の前に、銃弾の暴力が立ちふさがる。仲間が死ぬ。老警部「老いぼれ犬」の姿がチラつく。巨大な、姿を見せぬ敵に、ゲリラ戦士竜一がついに牙をむいた。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
60
今もトルコで爆発が・・というニュースを流している。生と死の間を生き抜き南米から帰ってきた竜一。あの小賢しい、拗ねたような竜一が1巻の夏の間にキリっとして。3年たって凄腕の殺人術と誇りをまとって帰ってきた。昔の仲間だった深江も野口もギーさんもいない。寄ってきたのはあの老警部高城。ふぅ・・ホントに化けてしまった竜一がどこまでいってしまうのか見届けなければ終わりがない(*´з`)2016/03/14
GAKU
55
挑戦シリーズ第二作目。3年ぶりに水野が帰国。彼は狼となっていた。あの仲間達のために再び闘い始める。再読ながら一気読み。北方ハードボイルドの真骨頂。続けて第三作の再読へ。2017/11/03
せ〜ちゃん
30
★★★★★ 挑戦シリーズ 2作目。2016/07/09
アオヤマ君
10
挑戦シリーズは5冊、特に「危険な夏」と「冬の狼」は表と裏みたいなセット。ペルーから日本へ帰ってきた竜一。青春感は消えている。ペルーでの出来事の回想シーンとアクションシーンの転換がハマり、一気に。改めて読むと野口さんやギイさん高樹警部の立ち位置もいい。あの頃は「水野竜一」の年代、今は「高樹警部」の年代。白髪にはなった…老犬トレーのメロディーをハミングしてもあの渋さは身についていない。「男子三日会わざれば刮目して見よ」な竜一。その活躍にスッとし、モテぶりにギリッとしました。2024/02/21
たーくん
7
再読。オモワズ、タバコを再開したくなる作品。シリーズ第2弾。 2012/04/22
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