長英逃亡(下)

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長英逃亡(下)

  • 著者名:吉村昭【著】
  • 価格 ¥737(本体¥670)
  • 新潮社(2013/06発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784101117263

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内容説明

放火・脱獄という前代未聞の大罪を犯した高野長英に、幕府は全国に人相書と手配書をくまなく送り大捜査網をしく。その中を門人や牢内で面倒をみた侠客らに助けられ、長英は陸奥水沢に住む母との再会を果たす。その後、念願であった兵書の翻訳をしながら、米沢・伊予宇和島・広島・名古屋と転々とし、硝石精で顔を焼いて江戸に潜伏中を逮捕されるまで、六年四か月を緊迫の筆に描く大作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ehirano1

105
本作は長英が「人間らしく生きた」のは投獄から脱獄、そして死までの期間を描かれているとのことでした。確かにこの期間は、長英がヒトの惨さと理不尽さに絶望する一方でヒトの暖かさと合理性に深味したことが伝わって来て、ある意味壮絶な代理経験をした気持ちになりました。しかし、最後まで「タラレバ」と「才が身を亡ぼす」を享受せざるを得なかった長英。やはらこれは運命だったと思いたいです。2022/10/25

ともくん

68
いやが上にも、緊迫感の増した下巻。 家族のために、逃亡を続ける高野長英。 長英を逃亡させた、汚名を回復するために必死な幕府。 遂に、決着が見られる。 過酷な逃亡を、克明に記した大力作。2020/09/05

キムチ27

58
一行ごと、じっくり文字を追ったこともあり、長英の視点でモノを見、話を聞き、音・匂いを穿った感覚だった。明治夜明けまで13年という時間に散った彼。無駄に長かったとしか思えない江戸時代が、日本にもたらしたものは語らない・・ifは無意味。毎度だが、筆者の推測が「こうあっただろう」と頁に穿つ巧みさは唸るばかり―捕縛の切っ掛けになった下人と場面は眼前の情景の様。やはり「割れるのは足元から」だね。それと向学・名誉・自尊からか蘭学訳本を出し過ぎ。「実っているとコウベは上がって行く」⇒目立つのは、この結果になる・・か?2021/01/24

読特

56
非業の死を遂げたのは嘉永三年。幕末志士の活動が活発化するのはその先。黒船の来航も未だ。それなりに法の秩序が保たれていたのだろう。「もう少し混沌としていれば」「維新を生き抜けられれば」歴史のifを禁句とするのは学問の世界。空想に浸るのは自由。想像の補完がなければ、小説すらも成り立たない。薩摩、宇和島の雄藩からあてにされた才能。幕末から維新、列強に対抗するのにどれほど力になっただろう。生き残れなかった。しかし、日本が植民地化されることもなかった。それが史実。兵書の訳本は読み継がれた。逃亡生活を生きた証として2021/09/21

i-miya

55
2014.02.14(01/30)(つづき)吉村昭著。 02/14 (P169) 十二. 長英、斎藤弥九郎配下の者と、脇街道を西へ急ぐ。 道中切手は念のためもらっていた。 江戸、溝口(みぞのくち)、中里、厚木、秦野(はだの)、大山、酒匂川(さかわがわ)、→松田へ入った。 案内された場所、相模国足柄山郡の旧名主の家の離れ。  2014/02/14

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