死体は語る

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死体は語る

  • 著者名:上野正彦
  • 価格 ¥1,111(本体¥1,010)
  • 時事通信社(1989/09発売)
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  • ISBN:9784788789302
  • NDC分類:916

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内容説明

毎日数体の変死体を検死して34年。元東京都監察医務院長が、異常死の真相を法医学の立場から初めて明かす、ミステリアスな事件の数々。各紙誌で絶賛を受けた話題のベストセラー。
※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、予めご了承ください。試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。

目次

死者との対話
人を食った話
検土杖
親子鑑定
小さなアピール
終焉
相続人
不信
ネズミモチ
木口小平
検視と検死
愛の頬ずり〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やいっち

74
生物学、医学、とりわけ解剖学(者)の本は学生時代からの読書の不可欠の分野。養老さん、布施さん、三木さん等々。上野さんの本も見逃さずにきた。……でも、学生時代、死体の丸洗いのバイトの話にはビビった。……あれは本当だったのか、それとも友達が我輩をからかったのか、真相は藪の中……

瑪瑙(サードニックス)

54
時代が少し前の本なので、今では当たり前に認められている事柄などが、驚きと共に書かれてあってちょっと面白かった。面白いというのは語弊があるかもしれないけれども…。例えば性同一性障害の人が手術を受けたり戸籍の性別を変更する事は手続きを取って裁判所が認めれば今なら出来る。この本の中ではまだ認められていない時代だったので解剖をされた著者が驚きと共に感想を書いていらっしゃるのだ。しかし、本当に死者の声を聴く事は大切だとつくづく感じた。見逃してしまうと完全犯罪が成立してしまう。人って身勝手で哀しい生き物だと思う。2016/10/24

saga

51
【再読】今を去ること30余年前、職場の回覧文書の中に『厚生福祉』があった。業界紙で、厚生省(当時)の動向や、福祉施設などの紹介がされる中で、著者の連載が異彩を放っていた。法医学、監察医制度、行政・司法解剖がどのような意義を持っているかを、著者の経験を交えた具体的な文章で知ることができた。この読書経験が、現在まで医療系や警察小説を読み続けてきたことを支えている。しかし、現実世界では、著者が願った監察医制度は充実していない。海堂尊氏の提唱した死亡時画像診断は、死者の人権を守る意味で有意義だと思う。2023/05/20

山口透析鉄

30
この本は評判を聞いて学生時代に図書館本で読みました。当時はまだあまり知られていなかった法医学という分野を知ることができて、純粋に、非常に興味深かったです。 遺体の状態で本人の思いもがけぬプライバシーまで分かったりと、こういう分野に興味を持つきっかけになった本で、売れたのもよく分かります。1990/06/16

おりん

30
普通に読み物として面白い。出版されたのが30年近く前で時代を感じる。最初の猫の話が一番えぐかった気がする。あと、同じ場所で並んだ死体でも日にあたる時間の長さで腐敗度合いが違う話とかも面白かった。読みながら中山七里のヒポクラテスシリーズを思い出した。2018/06/01

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