角川文庫 聖母伝説

著者名：半村良

KADOKAWA（2014/06発売）

• ISBN：9784041375310

内容説明

私がバーでマネージャーをしていたある日、突然チンピラが乱入し店内で発砲した。撃たれたのは幼なじみの谷口怜悧男。しかし彼は、重傷を負ったものの、超人的な回復力をみせたのだった。以前から、怜悧男にはどこか得体の知れないところがあったのだが……。怜悧男が背負う驚くべき出生の秘密が明らかにされていく――。不思議な男とのかかわりを半自叙伝風に綴る、伝奇ロマンの秀作！

カバーイラスト/杉本一文

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[山田太郎]

自伝みたいなのが、間にはさまってなんか不思議な構成だ。おもしろい、なんで今まで読んでなかったのか後悔してます。

2011/07/21

[やまほら]

序盤は普段の生活。少し不思議なことが起こり、だんだんそれが拡大していく…というのが「伝説」シリーズだが、この間はほぼ普段の生活。というか、自叙伝？という感じ。60年安保から大阪万博近くまでという時代の風景もおもしろかった。

2017/12/26