内容説明
深夜、伊沢邦明は暴走族によるひき逃げ事故を目撃した。しかも被害者は、行方不明になっていたかつての上司であった。助けを求めに走った伊沢が現場に戻ってみると誰の仕業か、事故の痕跡はあとかたもなくかき消されていたのだ。この事件をきっかけに、〈地上の楽園〉建設をめざす組織の存在を知った伊沢の前に、次々と不思議な出来事がくりひろげられていった。そして、その背後には、古代から生きのびてきた巨大な闇の力が地底世界からよみがえり、不気味な活動を開始していた。
カバーイラスト/杉本一文
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とも
28
★★★★数十年ぶりの半村良。SFとは、兎角そういうものなのかもしれないが、壮大であり、また科学でもある。この想像力が、次の科学を生むのではと思えるような内容は、小松左京を彷彿とさせる。もう何冊か読んでみたくなると思わせる1冊。2014/12/06
そうたそ
12
★★☆☆☆ ある事件をきっかけに地上の楽園の建設を目指す地下組織の存在を知る男の話。まさに半村良というような魅力溢れるストーリー展開であるが、いまいちのりきれず。こんな世知辛い時に読んだからだろうか。2020/05/20
羊男
0
★★★★★1984/11/02
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