内容説明
ご存じ、半七老人が語る捕物談傑作集。著者綺堂が探偵役に「江戸時代のシャーロック・ホームズ」であれと願っただけに、奇怪な事件も、論理的な推理手法で解決されている。捕物帳の原点!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
背番号10@せばてん。
29
【1985版_東西ミステリーベスト100_55位】【2012版_東西ミステリーベスト100_42位】1994年1月21日読了。初出は1917年(大正6年!)。いまだ読み継がれる、恐るべき書。1994/01/21
みお
7
やっぱりおもしろいなー半七!怪異がまず秀逸。素晴らしい。怖い。おもしろい。そして、それが見事に論理的に解決される鮮やかさ。う〜ん、大好きだ。宮部さんと北村さんが編まれたアンソロジーにも採られている話が、やはり特に印象に残ります。2011/11/05
geshi
6
今回は怪談にまつわる話が多かったが、おそらく編集者がそういう意図でまとめたのだと思う。犯人たちの裁かれ方が一様ではなく、それぞれにあった裁き方がされることに江戸の情を感じる。中では『津の国屋』が出色の出来。不気味な娘の出現と消失に始まり、次から次へと不幸が降りかかる。最後にほとんど怪談だった話が絵解きされ、その裏にある計略が明かされる。この謎=カオスから解決=ロゴスへの反転こそがミステリーの醍醐味なんだよなぁ。2014/01/01
quabex
3
この巻に限ったことではないが、物語の舞台となる時代が、この作品が書かれた時代からそう遠くないという距離感が貴重と思う。一編ごとの筋書きの面白さもさることながら、江戸時代の世相、食べもの・言葉などに触れられることが楽しい。2010/03/23
shiaruvy
2
【1986.03.20 初版】 コメントあとから2015/05/04
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