内容説明
子ども時代とは、そもそも何か?幼い子どもにとって、本当に必要なものは何か?自由で自立した家族を取りもどすことは、できるのか?子どもの魂の成長にとって、公共教育は必要か?本書は、「子ども時代」の歴史であると同時に、現代文明批判でもある。子どもたちが再び人間らしく「人間という種にふさわしい」方法で成長すること、家族の中で社会化することを再評価すること、教育の完全な自由を求める切なる願いを綴ったマニフェストである。初版以来、英語版とともに、ベストセラーとなり、子ども研究の基本的文献としても高く評価されている。
目次
第一部 二一世紀初頭の子どもと家庭―問われることのなかった問い(後編=無言の悲鳴 私たちは、いつまで見て見ぬふりをするのか?;前編=家族・学校政策 あるいは子どもへの裏切り ほか)
第二部 子どもと家庭の歴史を辿る(ナイチンゲール、線虫、あるいは家族の中で進化するヒト;「教えること」から指導へ ほか)
第三部 幸せな子ども時代、ロケット、愛、ヴィジョン(自由な家庭と幸せの回復)
インテルメッツォ 少年時代のレオナルドとダヴィンチ・コード(家族、ブレイクスルー・イノベーション、そして「車輪の上のコンピューター」)
著者等紹介
ヒューター,ミヒャエル[ヒューター,ミヒャエル] [H¨uter,Michael]
1968年ザルツブルク生まれ。歴史家(子ども時代の研究者)、出版社経営、作家、ピアニスト。1990年代にザルツブルク大学で歴史学、ドイツ学、哲学、美術史を学ぶ。三児の父
神瞳[ジンヒトミ]
上智大学外国語学部英語学科卒業。翻訳家
鄭基成[チョンキソン]
上智大学言語学専攻博士課程単位取得退学、ルール大学ボーフム学術博士。茨城大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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