内容説明
南方の軍勢が王城にいたったそのとき、北方王国最後の姫イザモルドは、「凍れ、凍りつけ、我が大地よ！」と呪いの言葉を吐いた。北の大地は主の言葉に従い南方軍を追い払ったが、生き延びた民さえも葬り去った。そして数十年、〈氷姫〉イザモルドは、今も魔法の庭でひとり想い人を待ち続けている―。北の大地に春を呼ぶため、もう何年も氷姫の魔法の庭を捜しつづけていた妖魔の王は、ついに南方王国のうたびとを道案内に見出した。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きーみん
7
ヘタレな歌い手アストラと、俺様な妖魔の王シリエンの旅。なんだかよくわからないまま2巻へ。2010/09/15
Yoko
4
ご存知「翼」シリーズの妹尾先生の過去の作品。表紙や挿画に高階良子さん的な雰囲気と懐かしさを感じます。密林さんではマケプレで結構なお値段でしたので図書館所蔵でありがたや。 いろいろな妖魔の登場は面白いものの、アストラの北の国の唄への強い思いの根源やシリエンが魔法の庭へ向かう動機あたりが何だか弱くて。とりあえず一巻は読み終えたという感じかしら。2014/05/13
ななみこ
2
翼の帰る処でちょこっと出てきたうたびとと妖魔の王が気になったので。これを読んで神話を把握して、翼の先の展開予想しよう。2010/09/16
hirune
1
話の途中に詩が入る形は苦手かも知れない。まだ始まったばかりなので面白さがイマイチ分からないが、何巻か読んでいけば謎が解けて盛り上がっていくのかな〜2013/10/17
咲
1
今の文章より若干固めかなあ。最近幻冬舎から出ている話の昔の時代のお話。更にファンタジー色強し。でもそれがいい。掘り出し物を見つけた気分です。2009/12/03
