内容説明
地盤災害の一例として地すべりを取り上げ、地すべり地内外の地下水の存在状態を現象に基づいて検討し、浅層地温測定による「水ミチ」調査法の理論的考察、1m深地温探査法に関与する種々の因子の補正方法、同探査法の実施方法について述べる。
目次
第1章 地下水の存在状態と地盤災害
第2章 1m深地温探査法の理論的考察
第3章 測点網設定方法
第4章 準備する人と物および作業工程
第5章 1m深地温探査の測定の仕方
第6章 1m深地温探査結果の解析の仕方
第7章 1m深地温探査法の解釈の仕方
第8章 1m深地温分布と諸地下水調査結果との対比
第9章 「水ミチ」規模の推定法
第10章 1m深地温探査の実施例
第11章 国外での実施例
著者等紹介
竹内篤雄[タケウチアツオ]
自然地下水調査研究所。1940年11月栃木県日光市足尾町生まれ。1964年4月~2004年3月京都大学防災研究所地すべり研究部門(斜面災害研究センター)。1977年12月技術士(応用理学部門)合格。1980年9月京都大学理学博士。1984年8月日本地すべり学会論文賞。1984年5月日本地下水学会功労賞。1991年9月技術士(応用理学部門)登録。2004年3月京都大学防災研究所定年退官。2004年4月~自然地下水調査研究所主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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