クシュラの奇跡 - 140冊の絵本との日々

クシュラの奇跡 - 140冊の絵本との日々

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  • サイズ B5判/ページ数 135,/高さ 25cm
  • 商品コード 9784931129016
  • NDC分類 936

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

pocco@灯れ松明の火

13
読友紹介本:すごい!絵本の持つ力とは。障害児の発達と絵本のかかわりを書いてあるが、健常児だって絵本から受ける教育的効果は凄いはずだ。松野先生のおっしゃる通り「良いものは良い。良いものを見ていけば、おのずと力がついてくる」もっともっと目を肥やし、子どもらに良い影響をあたえられる大人でありたい。2011/10/30

みー

10
(障がいで)行動が制限されても、他の経験、特に読書が障がいの代償手段となりうる。本は乳幼児の言語発達を促し、幼い魂と外界との幸せな関係を築く力を持つ。幼い子供は自分で本を手にできないため、本に触れさせてくれる大人が絶対に必要。大人は子供と本を繋ぐ輪でなければならない。-本文より-クシュラは特異な例かもしれないが、実際にこういう事があるのだと、力を貰える。(再読)2017/03/15

みさどん

7
絵本の力を考えるきっかけとなった本。障害を持ったクシュラへ、とにかく絵本を読んでいった両親。その信念がどこからきたものか?日本では、授乳しながらも携帯やスマホをしている母親が増えていて、読み聞かせさえも楽しめなくなってきた幼児が出てきたと聞いて、うすら寒くなった。子どもの心を耕す本によって、子どもの心の奥深くに感動を届けられたらいいと思うのだけど・・。大人が本や絵本の良さを知らないとだめですね。良い絵本がたくさん紹介されています。2014/05/23

はる

5
クシュラは読んだ絵本のどんなところに魅かれる要素があったのかなと、追読するような体験感覚があった。遺伝子欠損の障害を抱えるクシュラが絵本をとおし、自己や他者、何かについての大切さを獲得していった三歳9か月までを発達心理学手法で評価している。本から心の中に築いていった世界は第一義的あるとして、娘の障害を受け入れる親や環境(障害を持つ親への助言や援助、忠告など)への評価も同義的あると著者の祖母は書いている。⇒2023/12/17

Bridge

5
「すすんで子どもと本の仲だちをする人間がいなければ、そもそも本が子どもにわたらない」とは著者の言葉。子供の本の専門店を経営するかたわら、孫と絵本の関係について書いた論文が本書。著者の観察眼は鋭いが、孫への愛に満ちている。肢体不自由児が皆、精神的な遅れがあるわけではないことを私たちに気づかせてくれる。世話が大変な乳児に絵本を読んだ母親(著者の娘)の思いつきは、偶然のものではないだろう。子どもと本に関わる人は、1度は読むべき本。2018/09/09

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