感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ころこ
39
東浩紀の巻頭論文『哲学とはなにか、あるいは客的-裏方的二重体について』キーワードである「消費者-生産者的二重体」はフーコーの「経験的-超越論的二重体」のもじりだという。生産者と超越論的、消費者と経験的が、それぞれに文系と理系の役割が担わされている。モダンとポストモダンの2つのモデルになっていて、明快ではあるがあまり理解されないのではないかという懸念を持つ。文系と理系の問題は「二重体」から心脳問題の「重ね描き」を連想させた。恐らく同じなのだろう。テクノロジーと人間の関係は万事が「重ね描き」であり、便利にはな2023/11/08
なをみん
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前号に続けて読んだ2023年10月号。ストレートな哲学書式的文書多めの号かもだけど東氏の巻頭論文はわかりやすい。未映子様の自由エッセイも貴重かも。園芸の話も興味深くてもう少し読んでみたいと思う。ロシア戯曲の「孤独は、人間を追い詰め、愚かにする」っていう言葉にちょっとちくっとした。2024/05/12
mirie0908
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今月実家帰省の往復新幹線で読む(なぜかゲンロン関連書籍はこのパターン多いな)。読みどころ多かった。2023/11/24