出版社内容情報
MOOK「プロレス事件史」シリーズの書籍ハンディ版。先日、WWE殿堂入りが決まった藤波辰爾のインタビューを掲載。
内容説明
17歳で来日、夜逃げ、自動車事故、移籍、最多黒星、そして37歳で最年長初優勝!いま、自ら明かすモンゴル出身力士第1号の心意気。
目次
第1章 日本へ
第2章 最初の挫折
第3章 パイオニアとして
第4章 試練からの復活
第5章 栄光、そしてレジェンドへ
第6章 感謝
著者等紹介
大島勝[オオシママサル]
元関脇旭天鵬。本名:ニャムジャム・ツェベクニャム。1974(昭和49)年9月13日生まれ。モンゴル・ナライハ市(現ウランバートル市ナライハ区)出身。1992(平成4)年2月に、モンゴルから後の小結旭鷲山らとともに来日。元大関旭國の大島部屋に入門して、史上初のモンゴル出身力士となり、同年3月場所、旭天鵬の四股名で初土俵を踏む。1996(平成8)年3月に新十両。1998(平成10)年1月に新入幕。2002(平成14)年1月に新小結、2003(平成15)年1月には、新関脇に昇進。2012(平成24)年5月場所に幕の内最高優勝。2015(平成27)年7月場所限りで引退。年寄大島を襲名(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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柔
26
今では当たり前となったモンゴル人力士のパイオニア。観光気分で日本へ乗り込み、言葉もわからない状況での相撲部屋での生活。そして厳しい稽古。モンゴルへ逃げ帰るほどの辛さ、厳しさは想像に絶する。37歳で優勝した際の付き人達が涙で迎えるシーンは忘れられない。こテンホーさんの人柄が出てる。勝ちに徹するというタイプではない。「父の医療費の為に」「息子と手を繋いで国技館から帰る為に」小さな目標に向かってコツコツと歩いていると気づいたらレジェンド。苦労したテンホーの部屋っ子に注目したい。ガンバレ友綱部屋!2020/09/15
おかむら
23
平成4年、日本の相撲部屋に入門した初のモンゴル人6名のうち1番長い土俵人生(23年!)を送った角界のレジェンド旭天鵬の自伝。旭天鵬さんのお人柄がとにかく良くて! 周囲の人から愛されてるのワカルわー。ストイックとかがむしゃら感を出さないところがステキ。ちょっぴりアバウトだけど、ただ目の前の目標に向かっていったら気がついたらレジェンドにっいうのが良いわー。表紙の笑顔も可愛い。中にも可愛い写真がいっぱい。2023/08/02
メルル
17
目標を積み上げて偉大な力士になっていく。小さな目標でもいいから私も常に目標を持ち続けたいと思った。誰にでも愛される旭天鵬関は優しさ溢れる素敵な人。様々な困難を知ることで益々好きになりました。そして奥様も素敵な人だと思う。2015/10/26
makimakimasa
5
最初は文章が変に巧くてゴーストライターぽかったけど、途中からは気にならなくなった。モンゴル大使館への脱走事件や、自動車事故後の十両陥落、大島部屋を継がず友綱部屋へ移籍直後の幕内最高齢優勝など、何度も引退危機を乗り越えて掴んだ栄光、まさにレジェンドな土俵人生を振り返れる。初金星は貴乃花から(2個目は後輩の朝青龍)。目標は魁皇。旭鷲山とのライバル関係の記述は多いが、旭天山の八百長疑惑には触れられず。幕下に不動山という実弟がいた事や、翔天狼が義理の弟だったというのは初めて知った。日本への帰化についても語られる。2016/03/13
高木正雄
3
モンゴル人力士の先駆者の一人。最初は軽い覚悟で来日したとか、モンゴルに逃げたなど知らなかったエピソードが多かった。優勝したときの写真を見ると人柄の良さがわかった。2024/10/18
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