内容説明
本書は、世界保健機関(WHO)専門委員会報告“Hypertension Control”の日本語訳である。高血圧の一次予防、早期発見、合併症の予防などを最終目標としているが、目標実現の方法としては社会集団対策(population approach)と個人対策(individual approach)に分け、その費用/効果比(cost/benefit ratio)から成績の評価にいたるまで詳細に記述している。現時点における高血圧管理法の国際的レベルを示すものである。
目次
1 緒言
2 高血圧の定義と分類
3 高血圧の疫学
4 本態性高血圧の病態生理
5 原因の明らかな高血圧
6 高血圧に関連した臓器障害
7 高血圧疾患の臨床的評価
8 社会集団における高血圧の予防とコントロール
9 高血圧の治療
10 費用―効果比
11 社会集団における高血圧管理の評価
12 結論と勧告