内容説明
映えないからこそ、愛おしい 自分を見つめる17人の休日ひとり時間の過ごし方。休日のひとり時間、あなたは何をして過ごしますか?―世代やバックグラウンドの異なる17人による、ひとりで過ごす休日についてのエッセイ・アンソロジー。20~50代の会社員から自営業者まで、独自の視点と感性で文章を書く人たちに執筆を依頼。彼らがこれまでの人生で味わった孤独感とも向き合うような、魅力あふれるエッセイの数々が届きました。誰かの「映えない」休日の裏にあるさまざまな孤独に触れることで、自身の平凡な休日も味わい深く感じられるような一冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
145
『孤独』イメージは一人とか寂しい・・かな。色んな孤独があるからね。ここの17名はどなたも知らない人。見知らぬ誰かの日曜日を垣間見るエッセイ集日曜日の孤独なのか、孤独な日曜日なのか・・「ひとり時間」万歳だ!各人に9 問の同じ問いがあるのも楽しかった。私は若い頃、表面的には賑やかででも心には孤独の場所もちゃんとあった。年月を経て、今は半分は孤独で形成されている気がする。嫌いじゃない。それも私の一面だ。でも、それはきっと本当の『孤独』じゃないのだろうな・・2025/07/05
ケンイチミズバ
89
ここで語られるのはいい孤独です。どの人にも自分と共通する共感する部分があって、いい本に出合えた気がする。この感覚、同じだなって。一人でいる時間は素の状態。ホントの意味で自分でいる時間とも言える。その週にため込んだストレスが消える時間が一人の日曜日だな。土曜の午前は都会のスタバで、日曜の午前は郊外のスタバで読書をしてます。その後、買い物などをしてイオンで孫たちと合流する。午後からは午前中と違う自分に切り替わる。サザエさんのエンディングが月曜からのストレスを呼び起こす感覚は営業マン時代には確かにあったかも。2025/06/20
バネ
73
日曜日。完全週休2日制だった頃は、何かしないと損する感とゆっくり過ごしたい感が責気合い、どう過ごそうか考えてる間に終わってしまう哀しい現実を「笑点」を観ながらやり過ごしていた。今はシフト制の為そんな意識は薄くなっているが、やはり日曜日は特別な日な気がする。この作品を読むにつけ、みんな同ぢような気分を抱えて過ごしているんだなあと、ちょっと安心した。TITLEの「私の孤独な日曜日」。コレは決して暗い意味でなく、自分と向き合うゼイタクな時間として捉えたい。追記:澁谷玲子のCOVERイラストがなかなか良きである。2025/09/25
けんとまん1007
59
日曜日。週休二日制での土曜日と日曜日の違い。自分の中にもある。始まりと終わり。終わりと始まり。人それぞれの過ごし方がある。自分の中でも、1年間52週間。それぞれ違うし、毎年違う。そんなうちの1回、日曜日に読み始めて、月曜日の早朝に読了。これもまた一つ。2025/10/20
しおり
28
日曜休み、ここでの17人其々は一人で過ごすことをタイトルと裏腹でそんなに孤独とは捉えずにいたように思う。一人は独り、ではないのでは。でも、自由であることを自分勝手だと罪悪感を感じる方もいた(共感)。いいじゃない、今はそんな時代じゃないもの。表紙画、ドトールだよね?。作中にも登場したけど、ここで一人で過ごす方、多いのかな?。2025/07/25




