目次
1 外国につながる児童生徒とその保護者、その多様性を豊かさに
2 グローバル化と日本の学校文化―説明の必要性
3 多用な先生、多様な児童―文学に「学び」、文学で「遊ぶ」ヒント
4 外国人保護者が捉える日本の学校文化―相互理解と母語・母文化保持の観点から
資料編(クラス、学校に外国につながる児童生徒がやってきたら;役に立つリンク集・活用例)
著者等紹介
松永典子[マツナガノリコ]
九州大学大学院比較社会文化研究院・教授。九州大学・博士(比較社会文化)。高校教員時代の青年海外協力隊(マレーシア・日本語教師)参加が多文化・多様性の豊かさや楽しさを知る原点となり、日本語教育、多文化共生教育に携わる。大学と地域社会との連携を模索する中で、小中学校への学生サポーター派遣、学校文書の多言語翻訳活動を始める。子どもが社会で有用な人材に育っていくには、その保護者への支援がさらに必要だと考える
施光恒[セテルヒサ]
九州大学大学院比較社会文化研究院・教授。慶應義塾大学・博士(法学)。リベラリズムの政治理論が専門。学校教育との関わりでは、人権教育や有権者教育などの公民教育に関心がある。ビジネス上の考慮を教育的考慮よりも優先する近年の風潮に懸念を抱いている。その観点から現在の英語偏重の教育改革に疑問を呈した著書『英語化は愚民化』(集英社新書、2015年)は話題となり、教育関係者向けに講演することも多い
波潟剛[ナミガタツヨシ]
九州大学大学院比較社会文化研究院・教授。筑波大学・博士(文学)。大学院に入学してから韓国、中国からの留学生と過ごす時間が増え、1998年度に1年間韓国高麗大学に留学。帰国後、韓国人留学生と学生結婚。2002年に福岡に住み始めてから男の子3人を授かる。国際結婚をしていて、双子も育てる父親として、何かと子どもたちの置かれている状況に関心が向くようになり、文学者であることをフルに活用して何かできないかと案を練る日々
ランブクピティヤ,S.M.D.T.[ランブクピティヤ,S.M.D.T.] [Rambukpitiya,S.M.D.T.]
久留米大学外国語教育研究所・准教授。九州大学・博士(比較社会文化)。多民族国家のスリランカで生まれ育ち、母国の日本語教育に携わっていたが、来日以降、多文化共生について積極的に学び、日本語教室のボランティア、学校文書の翻訳、小中学校の学生サポーターなどで活動。外国人住民、外国人児童の母親、外国人扶養者、熊本地震を経験した外国人被災者としての多面的な経験を生かし、学校等でその経験を話す機会も増えている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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