ＨＥＲＯＥＳ

ヨシダ ナギ【著】

ライツ社（2018/04発売）

• サイズ B4判／ページ数 127p／高さ 38cm
• 商品コード 9784909044143
• NDC分類 382
• Cコード C0072

出版社内容情報

1st作品集『SURI COLLECTION』から約2年。2ndにしてBEST作品集となる『HEROES』、ついに予約開始！世界中のヒーロー(少数民族)を撮影し続けるフォトグラファー
「ヨシダナギ」の集大成となる一冊!

5歳の頃、テレビで観たマサイ族の姿に強く魅せられた少女、ヨシダナギ。
それから20数年。
大人になった彼女が独学で学んだカメラを片手に、その足で出向き、その目で切り取った、地球上に今なお現存するヒーロー(少数民族)たち。

「ハゲワシと少女」に象徴される“救うべき"アフリカではなく、母なる大地とその下に暮らす生命力溢れるアフリカの少数民族。

未開の土地に住む野蛮な人ではなく、太古から伝わる伝統を現在にいたるまで保ってきた誇り高きオセアニアの少数民族。

そんな生命力と誇りに満ち満ちた“かっこいい"ヒーロー像として、世界の少数民族の存在を届けたい。

多様な環境で、伝統の暮らしを継承し続ける民族の最高の姿を引き出すため、ともに笑いながら食卓を囲み、時には嬉々として同じ姿になった。
2017年5月30日‾6月26日にかけて西武渋谷店で開催され、1万人以上を集客して話題となった「ヨシダナギ写真展 HEROES」にて発表された作品をはじめ、未発表の作品を多数収録。
(発売までに、今後も新たな民族の撮影ロケを敢行予定)

・【初版限定特典】すべてに直筆のシリアルナンバーとサイン付き。
・写真集のサイズは、B4サイズ(横257 × 縦364ミリ)の「超・大型版」。
・ページ数は128Pに及び、多くの写真とともに、ヨシダナギ自身の手によって書かれた、今まで語られることのなかった撮影手記も掲載。

・1974年に外部と初接触をした謎多き民族_「エナウェネ・ナウェ族」(アマゾン)
・勇猛果敢なアフロの戦士_「アファール族」(エチオピア)
・赤土を全身にまとった美しき裸族_「ヒンバ族」(ナミビア)
・重厚な仮面をつける神秘の民族_「マッドマン」(パプアニューギニア)
・数万個の昆虫の頭でできた帽子を被る_「カラム族」(パプアニューギニア)
・ヨシダナギが初めて出会った少数民族_「ムルシ族」(エチオピア)
・ショッカー(※?石森プロ・東映)のようないでたち_「スケルトンマン」(パプアニューギニア)
・極楽鳥をまとう民族_「フリ族」(パプアニューギニア)
・「青の民」と呼ばれる遊牧民族_「トゥアレグ族」(アルジェリア)
・世界でもっとも有名な戦士_「マサイ族」(ケニアおよびタンザニア)
・妖精のようにファッショナブルな民族_「スリ族」(エチオピア)
etc...

ヨシダ　ナギ［ヨシダ ナギ］
著・文・その他

著者等紹介

ヨシダナギ［ヨシダナギ］
１９８６年生まれ、フォトグラファー。独学で写真を学び、２００９年より単身アフリカへ。以来、アフリカをはじめとする世界中の少数民族を撮影、発表。唯一無二の色彩と直感的な生き方が評価され、数々の賞を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[カムイ]

世界各国の少数民族の写真集、おしゃれで原色使いが際立っていた、ずーと見てられるため息しか出ない光の使い方が上手いのかポートレートだが多分写真家のヨシダナギさんによるポージングの指示もあるのだろう。買うのに躊躇してしまう高価な写真集です。また宝物が1つ増えてしまった。

2020/10/17

[らぱん]

かなり好き。日本人女性写真家の写真集で被写体は少数民族。スナップではなくポージングさせ、作り込んだ画面で、鮮やかに発色した芸術写真に仕上げている。抜群にスタイリッシュ。赤い肌の美少女戦士たち、ぞくっとするほど色気のある美青年、妖精にしか見えない子供たち、全身に骸骨のペインティング。素晴らしい被写体の魅力を存分に引き出している。同時代にどこかでこんな人たちが存在していると思うだけでうれしくてたまらない。オフィシャルサイトでちょっと見れます。http://nagi-yoshida.com/wordpress/

2019/02/13

[ベル@bell-zou]

集団のポージングなのに、ひとりひとりの圧倒的な個性。広大なアフリカの大地にのまれないプライドや自信がカラフルな光になって迫ってくる。中でもヒンバ族の女性たちの凛とした姿がいい。でもワンショットの写真の方により魅力を感じる。顔のシワの流れまでハッキリとわかる表情。あぁヒトも皮をかぶっているケモノなんだなぁ…とつくづく。西インドの放牧民・赤いターバンのオジちゃんたちの写真と、スリ族の2枚の子供の写真（ススキの穂のような冠のコと、倒れた木の幹に腰掛けてる黄色い花の冠コ）が好き。大きくて重い見応え十分なサイズ。

2020/01/11

[ホッパー]

世界各地の民族スタイルを切り出した素敵写真集。こんなにお洒落でカッコいい民族がいるのか。なんだか自分もお洒落したくなってくる。自然体の写真ではなく、キメキメにポージング指定をしているのも特徴だけれど、その中にも被写体となっている人たちの個性が出ていて面白い。それぞれの国での撮影風景も見てみたい。

2019/12/15

[おけいはん]

ずーーーっとみていられます。ものすごく鮮やかでウソみたいに綺麗でカッコイイ写真ばかりです。少数民族の方々の表情やしぐさ、衣装も構図もすごいです。世界って広いんだと感じさせられます。個人的には日の出が背景の写真が圧巻すぎて好きです。本当に目が離せなくなる写真ばかりでオススメです。

2021/07/21