出版社内容情報
グスターボ・ドゥダメル、ヤニック・ネゼ=セガン、アンドリス・ネルソンスなど、
若き指揮者たちが創り出す、新しいクラ…グスターボ・ドゥダメル、ヤニック・ネゼ=セガン、アンドリス・ネルソンスなど、
ゼロ年代の若き指揮者たちが創り出す、新しいクラシックの魅力。
そして、ヨーヨー・マ、エドガー・メイヤー、クリス・シーリーたちによる、
米国音楽の最旬ムーブメント?アメリカーナ?からクラシックへのアプローチも解説。
ロック、ポップスファンが知らない、21世紀アメクラ(アメリカン・クラシック音楽)の世界。
古くて、新しい、旬の魅力にあふれた「今を生きる音楽」は、最新クラシックにあった!
<こんな人におすすめします!>
・そろそろクラシック、さらにはオペラも楽しみたいと思っているロック、ポップス、ジャズファン
・アメリカ音楽が大好き。でもクラシックだけは、何から聴いてよいのかわからない方
・アメリカ文化(映画、音楽、小説)が好きな方
・村上春樹作品や、「モーツァルト・イン・ザ・ジャングル」「蜜蜂と遠雷」などで、クラシックに興味を持った方
<主な内容>
・本場欧州にはない、アメリカならではのクラシックとは何か?
・米国オーケストラ・シーンを元気にする、若き天才トリオ
・ロックンロールの源流には、ブルースやカントリーだけでなくオペラもあった!?
・お金と時間をかけずに楽しむクラシック最前線
・テイラー・スウィフトが24歳の誕生日にした、クラシック界への貢献
・ブルックリンの若手クラシックシーンが面白い!
・ポップ・ミュージックにおけるストリングス史‾知られざる最重要人物、ノエル・ギルバート物語
・スタジアム・ロックの元祖はスタインウェイのピアノだった
・アメリカ・オーケストラ地図‾音でわかる土地柄
・テネシー州のフィドル弾きからメンフィスのスタジオマン、そしてNYフィルへとつながる、アメリカーナのDNA
・ブライアン・ウィルソン、フィル・スペクター、ヴァン・ダイク・パークスの名盤から読む?アメクラ?。
・現代音楽とボブ・ディラン!?
はじめに クラシックから読み解くアメリカ音楽の魅力
1章 若い指揮者たちが変えた新しいクラシック
グスターボ・ドゥダメル ― 80年代生まれのスーパースター
ヤニック・ネゼ=セガン ― グル―ヴィーでロックな魅力がいっぱい!
アンドリス・ネルソンス ― 「今」に生きる「今ではない音」
2章 アメリカな音を探して
ヒラリー・ハーン ― ワイルドな轟音の前に、ひとり立ちはだかるカウガール
ジョシュア・ベル ― アメリカの"光と影"を描き出す、慈愛の音色
ユジャ・ワン ― パワフルでクールな都会の音
その他のアメクラ・スター・ピアニストたち
3章 アメリカ・オーケストラ地図‾音でわかる土地柄全米オーケストラ周遊の旅
フィラデルフィア
シカゴ
ニューヨーク
セントルイス
ロサンゼルス
ナッシュヴィル
デトロイト
ALL★STARオーケストラ
4章 ニューヨークでクラシックの魅力を再発見!
NYフィルとアラン・ギルバートが教えてくれたニューヨーカーの音楽
「新世界より」をニューヨークで聴き直してみよう
ホームタウン・バンドとしてのNYフィル
マンハッタン地図のように……
5章 アメリカン・オペラはロックの源流!?
エルヴィスの憧れ、マリオ・ランツァ
ド派手なエンターテインメントとしての魅力
山下達郎とイタリアン・テノール
ポップスファンのためのオペラの楽しみ方
シアター・ビューイングの活用 ― 「旬」を楽しむ
夢でも現実でもない特別な体験
劇場をまるごと楽しむ
3アワーズ・オブ・パラダイス
アメクラとしてのMET
ルー・リードとオペラ
スーパーボウルでも圧倒的な歌の力
再び接近を始めたフォークとオペラ
新しいオペラ・ムーブメント
6章 アメリカーナによるクラシック再発見と音楽の未来
ソニー・クラシカルの戦略
エドガー・メイヤーと仲間たち
クリス・シーリーとパンチ・ブラザーズが創り出した新しい音楽
ジャズもカントリーもクラシックもすべてがつながる
ブルックリンのクラシック・シーンが面白い
7章 神に捧げるティーンエイジ・シンフォニー
クラシック・ロックという言葉の定着
「再現芸術」としての"名盤全曲ライブ"
シンフォニーの魅力をロックに
アメリカのソングブックを作ろうとしたブライアン・ウィルソン
ヨーロッパ主義から抜け出したかった、ジョン・アダムズ
ニューヨーク音楽としてのディランとコリリアーノ
8章 お金と時間をかけずに夢中になれるクラシック最前線
クラシックを味わうための敷居は低くなった
アメクラにはラジオ・サウンドがよく似合う
おすすめストリーミング
新しいモノ好きNYフィル
スマホを見ながらコンサート!?
Columns
アメリカン・クラシックの作曲家たち
『モーツァルト・イン・ザ・ジャングル』とコッポラ・ファミリー
テイラー・スウィフトとオーケストラの幸せな関係
全米ヒットチャートにランクイン! クラシック曲とクラシックを引用したポップ・ヒット
アメクラ外伝 ノエル・ギルバート物語
クラシック・レガシーの息子たちはロックする
ベースボールシンフォニー‾野球好きの音楽
能地祐子[ノウジユウコ]
1964年、東京生まれ。音楽評論家。『GB』『パチパチ』(ソニー・マガジンズ)などで、ユニコーン、フリッパーズ・ギター、オリジナル・ラブ、スチャダラパーなどの音楽を10代にもわかりやすくポップな言葉で紹介し、「月刊 小沢と小山田」などの連載も担当。以後は洋楽からJ-POP、歌謡曲まで多岐にわたるジャンルの評論、紹介記事を執筆。旧譜再発の企画・解説、ラジオ・TVなどの構成も手がける。米国音楽を中心とした音楽鑑賞愛好家をつなぐ非営利団体“Country‐Rockin’ Trust”主宰。編著書に『無人島レコード』(本秀康と共編)、佐野元春ツアー・ドキュメント『フルーツ・ダイアリー』、インタビュー集『モーニング娘×つんく♂』『99の後藤真希』『ポップスの作り方 田島貴男』ほか。
内容説明
ドゥダメル、ネゼ=セガン、ネルソンスたち新世代の魅力を紹介。
目次
1章 若い指揮者たちが変えた新しいクラシック
2章 アメリカな音を探して
3章 アメリカ・オーケストラ地図~音でわかる土地柄
4章 ニューヨークでクラシックの魅力を再発見!
5章 アメリカン・オペラはロックの源流!?
6章 アメリカーナによるクラシック再発見と音楽の未来
7章 神に捧げるティーンエイジ・シンフォニー
8章 お金と時間をかけずに夢中になれるクラシック最前線
著者等紹介
能地祐子[ノウジユウコ]
1964年、東京生まれ。音楽評論家。洋楽からJ‐POP、歌謡曲まで多岐にわたるジャンルの評論、紹介記事を、『ミュージック・マガジン』や朝日新聞等で執筆。旧譜再発の企画・解説、ラジオ・TVなどの構成も手がける。米国音楽を中心とした音楽鑑賞愛好家をつなぐ“Country‐Rockin’ Trust”主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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