内容説明
都市と農村、伝統と家族関係の変容などを「中心と周縁」の視点から解明し、あらたなる日韓の社会像を構築する一冊。
目次
第1部 韓国社会における中心と周縁(上海大韓民国臨時政府旧址の創出とツーリズム―中心化と脱中心化のはざまで;アパート団地開発地区の露店商街;済州島の祭祀継承における中心性と周縁性;地域開発と媒介者に関する試論―韓国南原地域の事例 ほか)
第2部 日本社会における中心と周縁(現代日本人の中心の時間と周縁の時間;日本人の生涯過程と世代間における文化変動;日本農村社会における「イエ(家)」後継者の結婚難―「イエ(家)」から「個人」、そして「社会」へ
帰属とアイデンティティの分化と統合―変貌する在日韓人社会の地平 ほか)
著者等紹介
伊藤亞人[イトウアビト]
琉球大学大学院人文社会科学研究科教授。1943年生まれ。東京大学教養学部卒。東京大学大学院社会学研究科修了。社会学修士(東京大学)。専門は、文化人類学。東京大学教養学部助手、東京大学東洋文化研究所助手、東京大学教養学部助教授、東京大学大学院総合文化研究科教授を経て、2006年より現職
韓敬九[カンケイキュウ]
国民大学校国際学部教授。1956年生まれ。ソウル大学校人類学科卒。人類学博士(ハーバード大学)。専門は、文化人類学。江原大学校人類学科教授などを経て、2000年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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